本場ロシアではニス塗りをどうしてるかというと、
私の持っている本によると、
一つは工房のニス塗り職人(女性)が手で塗っている。…素手です。
なんだか英語で書いてあるのでよく分からないけど、手についたニスはあとで油で落とすらしい。
写真でみる限りでは、女性は手でマトを転がして塗ってるようなんですが、素敵なワンピースとか着てて、作業着じゃないところが不思議。
もう一つは、マトを横ならべにくしに刺してニスのプールにどぼん。
リンゴ飴のよう…と書いてあります(日本語)。
この写真の作業者はゴム手袋をしてました。
いずれにしても共通なのが、マトを開かずに上下合わさったままニスを塗るところ。
私は、これをやると、ニスが乾いたときに上下が離れなくなる恐れがあるので、上下離して塗って乾かします。
(写真は、2度塗って乾かしているところ)
何度か書きましたが、不思議なことに、マトは同じサイズに見えても、ハマグリのように別のものとは上下かみ合いません。
まあ、絵も別のとは合わないけど、一回に2~3組ならば混乱しないけど、本場の工房ではそんなことしてたら大変でしょうから、上下つけてニスを塗るんでしょうか。