(アグリス成城で撮影)
正確にはセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)。
元々日本固有種の、花が白っぽいジュウニヒトエがあり、こちらの青紫の大きい方は外来種。だから「西洋」とつけたようです。西洋に十二単はあるのか!と突っ込みたくなりますが…、私は固有種のジュウニヒトエの方を見たことがないかもしれない。いずれにしても花が重なった様子がきれいで、小さな十二単です。
名前としては前回の、固有種名にオオをつけた「オオイヌノフグリ」よりは素敵です。
ところで、こないだ「地球ドラマチック」というTV番組を見ていたら、日本のイタドリがヨーロッパで侵略的外来種になっているという話がありました。
日本のイタドリがイギリスやヨーロッパの都市部でどんどん増えて、アスファルトを突き破ったり、レンガの塀を壊したり…敵がいなくて伸びたい放題らしい。番組でジャポン何とかと言っていたので調べたら、イギリスではイタドリをJapanese Knotweed と呼ぶらしいです。Knotweedで 「タデ」 なので、「日本蓼」ですね。
野川のイタドリ
この、茎がカクカクと折れ曲がって伸びているのが面白くて、虎杖と書いてイタドリと読むのも面白くて、山でも河原でもこれを見るとオー頑張ってるな、と思って二度見します。大体大きくて立派に茂っています。
イタドリは食べられるそうで、薬効もあり「痛取」とも書く、と書いてあるものもあり、食べられるならイギリスの人に教えてあげればいいと単純に思ったけれど、実は自分も食べたことはないです (^^;)。
そういえば4月1日の「ヘラオオバコ」 は日本では注意外来種だけれど、ヨーロッパでは食用や薬用に利用されるとか…。
文化が違うとお互いに食べないし、もしかして土が違うと味も違ってきて、食べられないかも…キノコみたいに。