田中一村は奄美の自然を描いた日本画家です。
何かの折にその絵の写真を見て是非実物が見たいものだと思っていました。
しかしその絵は奄美大島の田中一村記念美術館にあります。それだけで奄美大島には…ちょっと遠いわ…。と思っていたら、この期間で滋賀の佐川美術館で特別企画展があると聞いて、行ってみました。
とはいえ、滋賀も遠いです…。浜松に行く用事と重ねて出かけてきました。
滋賀は新幹線で通過することはあっても、行くのは初めて。京都から湖西線で堅田で降りタクシーで佐川美術館へ。
佐川美術館で検索しようとすると、先に「佐川急便」が出てきますが、何か関係あるのかしら…?と思っていたら大ありでした。佐川急便の会社がつくった美術館でした。
広い敷地に広い美術館が建っていて、建物の周りは水庭と呼ぶ浅い池で囲まれています。琵琶湖を模したものでしょうか。
喫茶室からの眺め。
浅い水庭にガマが生えています。
エントランス(向こうに見えている門)から美術館入り口に向かう回廊。
まあ広い美術館でした。常設の平山郁夫館や佐藤忠良館もありまして、見て歩くのに結構時間がかかります。私はあまり美術館で長居をする方ではないので、サクサク見て歩きますが、来ている人たちも結構さくさく歩いてました。
今回の目玉(私の中での目玉)は、この「初夏の海に赤翡翠(アカショウビン)」と「パパイア」です。
(複製画を買いました。)
奄美大島時代のコーナーでは、さくさくではなく結構ゆっくりしっかり何度も眺めました。よかったです。
新幹線、浜松以西は結構久しぶりな景色でしたが、この帰り道の富士川を渡るときの富士山は定番の富士山ポイントです。暑いので、富士山はさすがに黒いシルエットでした。