少し前に録画してた番組を観ました。
現代病とも言われる『うつ』についてでした。
病気のメカニズムの研究が相当進んでいるんですね。
地球上に脳を持つ生物として魚が出現。その魚の脳に、敵から逃げる時に活発に働き全身にストレスホルモンを出す【扁桃体】が出来た事が、
『うつ』の始まり、との事に驚きました。
アメリカの大学教授の魚を使った実験にもビックリでした。
魚も『うつ』になるんですね。
魚の『うつ』の原因は、同じ水槽に天敵の魚を入れて飼育したからだそうです。
【扁桃体】の暴走でストレスホルモンが出続ける事で、脳の神経細胞が壊されると『うつ』になるのだそうです。
ヒトは、天敵(猛獣)から逃げる為に必死だった。
だから群れて暮らし、共同作業で狩りや子育てをするようになる。
チンパンジーは、孤独になると『うつ』になるのだそうです。
そして更に、記憶や言葉が上乗せされて、現在の『うつ』に至る過程の説明が分かり易かったです。
アフリカの原始的な生活をしている部族では、『うつ』の人がいない、という調査から、田舎でのんびりと人間本来の暮らしをしていれば、『うつ』にはならないのでは?という事で、治療にも太陽の光を浴び、適度な運動を勧めるそうです。
人との触れ合いが、回復を後押ししてくれる、とも。
天敵から逃げる為の防衛本能が、ヒトにもたらす宿命、との結びに、
都会で必死に仕事や人間関係に向き合って行く過程で、本能的に出されるストレスホルモンが、自分の脳を蝕んでしまう病気『うつ』。
誰もが、病んでしまう可能性がある事。
他人事と思わず、家族や友人等、周囲の人のSOSに、気づけるような社会でないといけないですね。
とても勉強になりました。
まだまだ知らない事だらけです。
『病院ラジオ』も観て良かったです。
サンドイッチマンの2人は、次はどんな出逢いをするのかな?