もう春はそこまでと言うのに、今になって例年にない大雪に見舞われている地方が至る所で見受けられ、驚いています。
北海道のみならず、西日本、九州までも。
これも地球の温暖化が何か影響しているのでしょうか?
豪雪地帯にお住いの方々のご苦労を思わないではいられません。
春間近の頃降る雪は、意外にドカ雪になることがあるようですが・・・。
私にも辛い想い出があります。
それは確か次女(長女だったかしら)の中学入学式の日のこと。
4月と言うのに、外は信じられないような銀世界。
最寄駅行きのバスはストップ。
電車も徐行運転するほどの大雪で、学校に辿り着くまでに大変な苦労をしました。
最寄り駅までの道で思い切り転倒も。
学校に辿り着くと私はもうへとへと。
湿気に弱い私の髪は、雪のせいでぼさぼさに・・・。
嬉しいはずの入学式が、とんでもない苦労の日になってしまいました。
それ以上に忘れられないのは、母が亡くなり葬儀を迎えた朝、外が真っ白な銀世界だったこと。
病院の医療ミスと言っていい、突然の死。
私は心の準備がまるで出来ていなくて、泣き崩れるばかりでした。
ショックで高熱まででてしまいました。
親戚の方々は、マイクロバスを貸し切るなど、大変な苦労をして参列くださいましたが。
純白の清浄さに包まれた我が家での葬儀は、母にはとてもふさわしく感じられ・・・。
銀世界が、私の悲しみを幾分和らげてくれました。
母の命日に供えたチューリップの花
私と妹の気持ち。先日ご紹介したサーモン寿司の献立のお料理をお供えしました。
いつも身近に置きたくて、お位牌は仏壇から出して傍に置いています。
ありがとうの感謝の言葉は一日として忘れたことはありません。
週末には次女がお墓参りをしてくれるようです。
日頃、雪とは無縁に近い暮らしをなさっておられる方々には、私と同様に、雪の日の特別な思い出がおありなのでは。
私の住む地方の積雪なんて、雪国の方から見れば淡雪と言っていいほどのものであるに違いありません。
ですから「雪かきが辛い」なんて言っては、申し訳なく思いますが・・・。
実は次女宅でその話になりました。
食卓を囲み団欒を過ごしている時のことです。
次女が、「今年の冬は雪が降らないから助かるわね」
と言ったようなことを口にしました。
それで私は答えました。
「本当にそう。私の年齢で雪かき何てもう嫌。体力的にもとても無理だと思うわ」と。
すると間を置かず、中三になる孫息子が優しい眼差しを私に向けてきっぱり言いました。
「心配しなくていいよ。僕が雪かきに行くから」と。
私はもう感激。
心が温まり感涙しそうでした。
今でもその言葉を噛みしめて心を温めています。
でもやはり大雪は勘弁してほしい。
そんな心境です。
行政の力で雪国の人達の苦労を少しでも楽にしてあげてほしい、と祈って止まない私です。
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拙いブログをお読み下さいまして、本当にありがとうございました。