クラシック音楽を聴かない人からしばしば受ける質問が「指揮者によって音楽は違
うんですか?」というものがある。詳しく説明しだすと時間が長くなるし、専門的
な評論家でもないのに衒学(げんがく)的ととられるのもいやなので、たいていは
「そうね~、結構」という答えになる。
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平成17(2005)年1月、映画「オペラ座の怪人」を観た。クリスティーヌを演じて
いたのはエミー・ロッサム(米国、当時18歳)だった。
一方、A.ロイド・ウェバー版のミュージカル「オペラ座の怪人」でクリスティーヌ
を演じたのが、当時無名だったサラ・ブライトマン(英国)である。
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ワグネル同期のIさんに分けていただいた、木下保先生の「團伊玖磨歌曲集」と畑
中良輔先生の「大中恩歌曲集」は私の宝である。
畑中先生が大中恩を歌ったものには昭和48(1973)年の録音があるが、これはおそ
らく昭和35(1960)年頃のステレオ録音である。
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[昨12日(火)、20:00BSフジプライムニュース安倍晋三生出演--とくに日米安
保(日米安保条約)論はなかなかおもしろかった。一方、小沢一郎も記者会見を行
ったが、はたして・・・・・・。]
第121回直木賞受賞作品、佐藤賢一『王妃の離婚』を読んだ。
舞台は15世紀のフランス。多くの人がそうなのかも知れないが、私にはこの世界に
対する予備知識がない。一方、著者は東北大学大学院で
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[昨11日(月)9:30~11:00NHK教育ETV特集「ピアニストの贈り物~辻井伸
行・コンクール20日間の記録」はおもしろかった。「全盲のピアニスト辻井伸行さ
んが、世界の新進気鋭のピアニストたちに挑み栄冠をつかんだヴァン・クライバー
ン国際ピアノコンクール。優勝までの過酷な舞台裏に密着した」ドキュメンタリ
ー。(制作はNHKアメリカ。)久しぶりにテレビに集中した。(私には)やはり
ドキュメンタリーが一番だ。]
私は遠藤周作の格別熱心な読み手ではないのだが、新年の三省堂で氏の
『十頁だけ読んでごらんなさい。
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二期会創立50周年。平成14(2002)年、東京二期会の「ニュルンベルクのマイスタ
ージンガー」を東京文化会館で観た。
よく知られているが、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」はワーグナー唯一
の喜劇であり、ハッピーエンドで幕を閉じる。
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平成18(2006)年2月11日(土)、C.アルミンク・新日フィルで「火刑台のジャン
ヌ・ダルク」を聴いた。独特の世界で、大変おもしろかった!
オネゲルの「火刑台のジャンヌ・ダルク」こそ小澤征爾の十八番である。
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これはおもしろい!「こうねつずいどう」と読む。「ずいどう」とはトンネルのことで
ある。昭和11年8月に着工し、15年11月に完工した黒部川第三発電所工事の記録
文学である。ちなみに第四発電所がクロヨンである。
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昨年11月、『クラシックCDの名盤 演奏家篇』の新版が発売された。9年ぶりの 改訂である。今回は100人以上の演奏家が取り上げられている。 CDを年間300枚以上も買うマニアもいるが、一介(いっかい)のサラリーマンで はそういうことができるハズもなく、本書はCD購入の<参考>になる。また、本 書のいいところはどこからでも読めることである。 . . . 本文を読む
もう10年以上前になるだろう。ある時、「第44回東西四大学合唱演奏会」のライヴ
CDを購入した。この時の演奏会は昭和女子大学人見記念講堂で行われている。私
は東京にいたのだが、なぜか生では聴いた記憶がない。
この演奏会の最終ステージ、200人近い合同演奏曲は、皆川達夫さんのジョスカ
ン・デ・プレのミサだった。そして、そのアンコールとして演奏されたのが、「イ
ンスブルックよ さようなら」である。 . . . 本文を読む
中学、高校時代とほとんど本を読まなかった。多少とも本を読むようになったのは
「浪人」になってからである。それとて小説はあまり読まなかった。大学時代も読
んだ本の中、小説は司馬遼太郎、城山三郎くらいだろうか。
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平成17(2005)年11月、イタリアに夫婦旅行した。ミラノの晩は予定がなかったの
で、急遽スカラ座(Teatro alla Scala)でオペラを観ることにした。スカラ座は
それまでの3年間、改修中だった。
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12月に、団地一斉に窓を最新のアルミサッシに換えた。エコ仕様というのだろう
か、以前と較べて2℃は温かい。
年末、日テレでO.ヴァンスカ・読売日本交響楽団の「第九」を聴いた。林正子
(Sop)、林美智子(Mez)、中鉢聡(Ten)、宮本益光(Bari)、新国立劇場合唱団。
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