鼻呼吸と口呼吸

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読売新聞　呼吸の方法記事からの抜粋です。口を開けて呼吸をしている人を見かけることが少なくありません。呼吸は鼻からでも口からでも、酸素を取り込むことができれば同じ、ということではありません。鼻呼吸と口呼吸では、健康に与える影響が違います。

人間は本来、鼻で呼吸するようにできていると千葉大岡本先生はおっしゃっています。鼻を通して呼吸することで、冷たい空気は暖められ、鼻腔を通る時に加湿されます。鼻の線毛や粘液がフィルターの役目を果たしてゴミを取り除きます。

ヒーターであり加湿器であり空気清浄機の働きをしてくれているのが鼻です。これに対して、口呼吸の場合には口内が乾燥し、のどが痛くなって炎症を起こすことがあり、さらに風邪もひきやすくなります。

また就寝時に口が開いていると、舌が奥に落ち込み気道を狭め、いびきの原因になります。日中疲れやすく、高血圧などにつながるとの指摘もあるそうです。

鼻が詰まって口呼吸になっている人は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因のことがある場合も。慢性的で徐々に進行するものだけに、自分の口呼吸をあまり自覚してない人もおおいそうです。

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