My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

談志 紺屋高尾

2011-07-01 13:15:34 | らくご

紺屋高尾

いや・・・泣かせる噺だなあ・・・

職人の若者が花魁にひとめぼれして、3年間お金ためて、はれて花魁と一夜を

すごして・・

総州流山の若旦那ということで上にあがったが・・花魁にまたきてれといわれて・・

3年後にていって、正直に身の上を話して花魁がその正直ものに惚れてしまった・・

年季があけてはれて職人の嫁に花魁がなったというお話。

解説書を見ると生粋の江戸落語だと思ってましたが

実は中国の「売油郎独占花魁」というのがもとの話らしい・・

吉原ものは、なんともいえない花魁言葉が・・意外と談志家元は

うまい。
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談志  二番煎じ 宿屋の仇討

2011-05-11 06:14:58 | らくご

談志ひとり会37集 二番煎じ、宿屋の仇討

知らなかったのですが、二番煎じて話は江戸の話ではないのです

聞いていても火の用心!・・・

てっきり江戸の話と思ってましたが・・・上方の噺でした。

この噺のでてくるのは宗助さんは大立者。

あとは熊さん、八さん、源兵衛、銀ちゃ 半さん 吉つあんはいろんな噺

にでいてくる定番

ししなべにまたいでふんどしをしるだらけにする八さん

役人のわざとらしい、えらそうに飲む煎じ薬(酒)・・・・

最後の役人とのかけあいが面白い。
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万金丹

2011-04-18 08:48:26 | らくご


最近の落語は談志師匠ばかりきいてます・・

江戸落語の異端児という感じの家元ですが

万金丹

金がなくなった旅人がふたりが、お寺にころがりこみ泊めてもらい

それから居すわって、坊主になってしまう・・

和尚さんが京にでかけてる時に、檀家さんがなくなったお父さんのともらいをたのまれた

から、あわてる二人・・

戒名は 万金丹・・・なにがしなにがし

万金丹・・・これは薬の名前、たまたまそばにあった薬をみて適当に戒名をつけた

からさあ大変・・

お経も・・・まむあみだぶつ万金丹万金丹・・

まだ談志師匠の落語を生で聴いたことがないので、早いとこ聴きにいかないと

ひとり会はなくなりましたが、立川流一門会があるので、早いとこいかないと

もうたしか77歳だったので・・
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阿武松 大山詣り(ひとり会)

2011-03-03 09:48:10 | らくご

またまた談志師匠のひとり会

阿武松、能登の田舎の貧しい農家で大きな息子で多飯食い、これはたまらんと江戸の

相撲部屋へ入門させたが・・・そこも多飯食いで破門

なんとかあたらしい相撲部屋へ入門し、ぐんぐん出世して横綱に・・

と簡単にはこんな内容なのですが・・

痛快なのはまくら

いや・・相撲て日本の国技だってしりませんでしたよ、てっきり国技は野球だと

思ってました、あれが国技かね・・へえん

八百長にきまってら、おい今度負けてくれたら何万やるから負けてくれ

「ごっさんです」てやってんのにばかばかしい 何が国技だ笑わせるよ・・

とまくらから毒舌 あれやプロレスの方を国技にしたほうがいいよ・・

と談志師匠のまくらです・・・

この録音は昭和49年

そのころ相撲が八百長やってるなんぞの評判はほとんどなかったころで、ちょうど

三重ノ海とか北の富士とか横綱はってるころか・・輪島もこのころか・・

そんな時に、独演会といえ相撲は八百長だ!と断言してる師匠はえらいというか

まさかこんなに本場所が中止になるぐらいの大騒ぎになるとは

それにしても、相撲部屋の親方の語り口がとてもうまい、うますぎて思わず

聴いていて笑ってしまう。
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愛宕山

2011-02-10 10:35:33 | らくご

志ん朝の愛宕山

愛宕山は京都の西北にそびえる920mの山、火の要慎の神様として有名で

全国にある愛宕山の総本神

江戸から京都に遊興できたご主人さまとひいきの芸人が芸者たちをつれての

愛宕山詣りのお話・・・

愛宕山は若いころいつも気軽に登っていた山で、歩荷訓練に登っていた山で

たぶん今まで30回ぐらいは登ってるのだろうと思います、といことで大変興味深く

笑ながら聴くことができました。

談志師匠が、自分がお金を払ってまで聴きたいのは志ん朝の落語だけだと断言する

ぐらいです

とても高座が華やかな雰囲気に囲まれる感じがするともいっていました。

上品でそして華やかなおもしろさにみちた落語にだんだんと志ん朝の落語のフアンに

なってきました。

残念なのはもう生で聴くことはできないということです。
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山崎屋 味噌蔵

2011-01-28 12:09:52 | らくご

談志師匠のひとり会シリーズ

山崎屋

商家の道楽息子と番頭とのやりとりがおもしろい、ついには吉原の花魁を嫁にもらう

ことができた道楽息子・・・

ついには花魁を隠し通したが・・最後のおちで、みごとに暴露!

この道楽息子年のころなら40そこそこ・・こんな元気はおいらにはなかったなあ・・・

いずれにしても、談志師匠のまくらがとても長くて・・面白い

ほんとにまくらが面白い、山崎屋のまくらでは過保護の母親をしんでまえとこきおろし

女遊びに爆笑の話・・・

どうも、師匠のまくらでは、よくTVにでてくる文化人をこきおろすのが多い 結構痛快

YOUTUBEにまくらがありましたのでのせてみます
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芝浜 古今亭志ん朝

2011-01-20 11:11:24 | らくご

どうも、最近上方落語より江戸の方が好きになってきたようです・・・

マサヒさんに頂いた志ん朝師匠の居残り左平次がとてもよかったので

志ん朝師匠の芝浜を聴いてみました。

いいですね

とても丁寧な感じで聴いていてとても臨場感あふれる感じでした。

年も

開けましたが 好きな落語の芝浜・・・

泣けてくるなあ・・

大晦日の風景が目に浮かんできます

・・・酒 やめとこ また夢になっちゃあこまるから・・

百川はとりあえず、爆笑!

最初から最後まで笑える、志ん朝師匠のずーずー弁が

とてもうまい。
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芝浜

2010-12-22 12:33:11 | らくご

談志ひとり会

年の暮れにきくのにはちょうどいい噺

いい女房の いい夫婦愛のにじみでた人情噺です

泣いてる客もいるほどの噺です

暮れのおしせまった最後の店を閉めてからの夫婦の会話がとても

素敵でした・・・

得意の途中の脱線もなく、最後まで名演でした 心意気を感じました

年末にきく噺としてベストではないかと思います・・・
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立川談志ひとり会 嘘つき二代

2010-08-05 23:50:46 | らくご

嘘つき二代・・・

抱腹絶倒の嘘つき話 南極探検にいったという嘘つき話 みえみえの嘘つき息子

のいきおいのいい嘘はきいてて腹をかかえて笑える

談志の落語はいざ話がはじまるとテンポよくどんどんとすすむところが聴いていて

ここちよいなあ
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松鶴 棟梁の遊び

2010-07-06 23:50:03 | らくご

松鶴師匠の 天王寺詣り 棟梁の遊び

もう・・抱腹絶倒 特に棟梁の遊びは笑いがとまらない・・

女郎屋へ金のないやつらが、棟梁とその弟子ということでうそをついて遊びにいって

うまくだまして、ただで遊んでくる話

そのただの作戦のストーリーが面白いのと松鶴師匠の話芸がさすがといわせる

そういえば・・・

むかし独身の頃、会社の独身仲間と温泉旅行でコンパニオンあげて遊んだ時に、一番年長の先輩(当時もう40代)を建設会社の社長ということにして、社員旅行ということで遊んだのを思い出した・・かなり散財して現金がたりなくなった(笑)を思い出しました・・かなりむちゃしました・・・お金はきっちりはらいましたが(笑)

このCDの松鶴師匠は1971年ということでまだ50ぐらいでしょうか

声がびっくりするぐらい、鶴光に似ているのに驚きます。

棟梁の遊びは笑福亭の十八番 さすがにおもしろかった

それにしても松鶴師匠の弟子は個性が強いでんな
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立川談志ひとり会 粗忽長屋

2009-06-23 22:44:19 | らくご

千葉からの帰りは落語とキース三昧で3時間半をすごしました

そして聴いたのが 立川談志ひとり会

粗忽長屋はおもしろい、八さん 熊さん まじでいそいでるしんにせまる語り口調が

いい・・・純粋に笑える話

前口上が面白い、というより談志は前口上が長い けどこれほどまでにユーモアーのセンス

は最高といえるなあ、この粗忽長屋のところではまだソ連崩壊前なので東欧に旅行した話

ブレジネフとカーターがクレムリンの周りをマラソンした、勝ったのはカーター

そしてソ連の新聞はブレジネフは見事二位!カーターはべべから二番目!と報道してる

まるで報知新聞みたいだぜ(笑)

ソ連のマッチ工場で火事があって残ったのはマッチだけ・・・

と前口上から知らない間に小噺にはいっていってるのが・・あれ?どこが境目??

かわからない感じではいっていってるのが、さすがだな・・・

帰りの車では笑いながら帰りました。
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真景累ガ淵

2008-01-30 23:51:07 | らくご

遊亭円朝作 真景累ケ淵

やっとのことで読み終わることができました・・・

さすがに寝る前に読むのは危険と思い、休みの日の昼間に少しずつ読んで時間がかかってしまった。

豊志賀の死以後は新吉を中心としてものがたりが展開するんですが、それにしてもいろんな人の因果、因縁がどろどろと渦巻いて、複雑に人間関係にからんでくる・・人間の怨念とはおそろしいもの

真景とは・・・神経病のことをいうらしいです。話の中でも神経病ということばがでてくる

幽霊をみてしまうのは・・神経病なんだという理解がされてたみたいなところでしょう。

いやそれにしてもこわかった・・・

悪行をすると、いずれおそろしい形でかえってくるんだな・・・と

それにしてもこの挿絵はこわい絵です、当時の新聞連載にのった絵らしいです。

こわい こわい・・・
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