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My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

真田三代(下) 火坂雅志を読む 真田丸も終わってしまった・・

2016-12-19 18:33:45 | 2016年本


真田三代 下巻を読みました。

真田太平記を読んでるので、なんかあっさりと終わってしまったかという感じもする。

最後の安居神社での最後もなんかあっという感じだた。

真田十勇士・・猿飛佐助 霧隠才蔵 筧十蔵 根津甚八・・・はいわゆる架空の人物ともいわれるが・・

この本では登場している 佐助はいつもでてくる、真田丸も佐助は出ていた。

佐助といえばわれわれの世代はどうしても猿飛佐助といえば 漫画サスケ 白土三平


懐かしい・・・

漫画ではお父さんが大猿大助で真田幸村配下の甲賀忍者 いわゆる草のもの

もちろん敵は服部半蔵 徳川配下の伊賀忍者・・

なつかしい・・



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東洋経済12・10号 情報の裏側

2016-12-17 13:24:36 | 2016年本


情報の裏側・・・ほんとにそうですね・・

ネットでは間違った情報を意図して流してる、ディエヌエーの健康サイト問題 大統領選挙でのデマ情報 このデマ情報の発信源が

たしかベラルーシ?の若者たちから発信されていたたしか・・広告料欲しさに鬼のような投稿を繰り返していたとのこと・・

ネット情報ほどほんとに見る者の知性が必要になる、なまじ知識がない状態でその情報をえようと思うと間違った情報をうのみにする・・

それは反知性の土壌を作る・・


TPP断固反対ていってたのはどこのだれだ・・アンダーコントロールといいながら汚染水はまだ垂れ流す、凍土壁もほぼ不完全

だいたい東京電力はなんだあ・・・

本来なら東京電力の資産をすべて売却、発電所も土地もすべて売却、人件費削減、株主責任で株式拠出 銀行も負債を負担処理

してもう何もでません、といってからの福島の費用負担だろうが・・何もせずなんで福島の負担を国民に電気代で押し付けるのか

腹立たしい、やることやってから国税投入だろう・・


しかしこの表紙どこか懐かしい感じがするのです

あの懐かしい・・・ソニー ウォークマンのCMを思い出しました。

スマホを持つ猿・・ほんとに猿だわ

電車乗ればだいたい8割がたがスマホを見ている・・これはどうしたことか 電車で新聞を読む人が激減してる

電車で週刊誌読む人も激減してる もちろん本を読む人も激減している。

優先座席に堂々と座った若いサラリーマン OLがスマホを見ている、この人たちは日本語を理解できないのだろうか

優先席付近では携帯等の電源をお切りくださいと必ずアナウンスがあるが、優先座席に座りスマホを見る。

歩きスマホは辞めましょうといいながら、相変わらず歩きスマホはなくならない、

だめだといわれても、やめられないということは麻薬と一緒で依存症ということだろう、スマホ依存症

どれだけの患者が日本にいるのだろうか・・なんかこわくなる・・悪意をもってサブリミナルな広告とかあるのだろうかな

何が日本人をスマホに走らせてるのだろうか?



いよいよ終わりか・・・

淋しくなるのう
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いのちの理由 さだまさし

2016-12-14 19:39:39 | 2016年本


さだまさしのテレビステーションの連載コラムを加筆修正したエッセイ集

2009年から2011年まで

2011年3・11

いのちとは、国とは 人とは・・・そして原子力発電とは・・苦悶しながらエッセイをしたためてる。

さださんは何度東北へ足を運んだろうか、そして和歌山十津川へも 熊本へも 鳥取へも そして北海道へも・・

忙しいスケジュールの中で被災地へと足を向け被災者と一緒になり同じ目線で歌を歌うさだまさし

このフットワークの軽さはほんとにすごいと思っています。

NHKの月1の今夜も生でさだまさしは欠かさず見ています、故存知かと思いますがすべて頼りははがき

テレビの向こうでさだまさしが葉書を読む昔の深夜放送の再現・・

母親も好きで毎月楽しみにして見ています、夜の12時15分から1時30分まで

さださんも言いたいことが山ほどあるだろうけどなかなかテレビではいえないだろう、結構そのあたり窮屈そうな感じはする・・

昨年の安保法案はさすがにちょろっと言われましたが・・



さだまさしの多くの歌の中でもグレープ時代のこの歌が好きです。

反戦歌なんだけどロマンチックな歌です。
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真田三代 上  火坂雅志 を読む

2016-12-12 19:21:01 | 2016年本


真田三代、たしかこの本は昨年に店頭に結構積んであった、真田丸の前に積んであった結構売れただろうなと思う。

上下二巻なので簡単に読めるという感じですね。

池波正太郎の真田太平記は11巻、もう10年ほど前に読んだ、あとは真田騒動も読んだ・・

だから読まないでいたが・・

図書館にいったときにそろそろ真田丸も悲しいかな終わりだなあと思うとなごりおしい感じがして真田三代をかりてきた。

真田太平記は真田昌幸~真田信行 信繁(幸村)の二代に渡り、主役はあくまでも幸村という部分が強い、最後は大阪夏の陣にして

幸村死す・・

とくに真田太平記は話をまわすのに草のものを多くでてきている、忍びのものがかなりでてくる・・

真田幸隆が武田信玄の下に付、領地を拡大していくところから始まり、幸隆が前半は中心 後半は昌幸が中心 

上巻では上田城築城まで・・

読み進めるながらすらすらととくに長篠の戦いのところは読みごたえがあった・・

さてさて・・ついに最終回か・・・真田丸・・

真田丸は一回も見逃すことがなく全部見た、龍馬伝も漏れなく見た、軍師官兵衛も漏れなく見た・・

来年はあまり期待ができないような気がするね・・

男と女と交代で主役がなるが・・女の主役では綾瀬はるかの八重の櫻がよかった、それも前半9月ぐらいまでの会津戦争

までがよかった、新島襄とからはあまり面白くなかったね、女性の大河はどうしても後半がだれてしまう傾向にある

花燃ゆも最後の方はなんかつまらなかったなあ・・・

大河・・宮本武蔵とかやってくれんかな・・
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昭和史発掘1 松本清張を読む 

2016-12-03 14:51:39 | 2016年本


以前から読もうと思っていたのですが読む機会がなかなかなくて

たまたまブックオフへいったときに108円で5巻まで売っていたのでそうそう読もうと思ってたということで・・

昭和史の結構 コアな部分を書いている、一般にいわれてる歴史の解説ではなく裏の裏まで推理も含め

突っ込んでいる。

1巻は

陸軍機密問題  石田検事の怪死 朴列大逆事件 芥川龍之介の死

北原二等兵卒の直訴

となっている。

陸軍機密問題にからみ調査をした石田検事の怪死 そこに権力の暗闇がある・・いわゆる消されたということか

朴烈・・日本の朝鮮支配に対抗して当時の昭和天皇を暗殺しようと企んだ事件

そして北原二等兵卒 差別問題 の戦いについて詳細に書かれている。

芥川龍之介の死・・・・

なんか読んでて芥川はほんとにとんでもない女たらしでなまけものだったんだと改めて思う

いや・・どうしようもない男だよ(笑)いやはや

どうしようもない・・

このシリーズ、自分も少々苦手な歴史の時代 昭和初期を詳細に書いてあり面白い。

たぶん最後まで読むと思う。
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雨の中のらくだ 立川志らく

2016-12-02 19:23:39 | 2016年本


立川談志の弟子 立川志らくの自叙伝というか、立川流にに入門してからのいろいろな出来事

面白い・・ちょうど同じように談春と切磋琢磨してた時代の話が面白い。

今の落語はやはり立川流が一番おもしろい、中でもやはり志の輔師匠は最高におもしろい がってん!

談春 志らく 談笑・・落語の鬼立川談志の目にかなった落語家 やはり寄席にでてくる落語家より

全然レベルが違う感じがする。

落語は桂米朝一門の落語会はよくいったが、立川流は志の輔師匠を1回聞いただけだ・・

ああ・・・元気なころの談志の落語が聴きたかったなあ・・

ということで来月 志らくの独演会に行くことにしました。



前から3列目いい席で落語を聴ける.

志の輔師匠の時は大ホールで後ろの方だった・・

3500円という値段が安いか高いか・・寄席でいろいろ見るよりも独演会の方がいいように思う。

立川流は落語協会ではないから寄席にはでない、おのずとホール落語になる。



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蒼天見ゆ 葉室麟を読む

2016-11-26 01:28:12 | 2016年本


葉室麟の時代小説をまた読んだ・・

藤沢周平、山本周五郎はほとんど読んだ 池波正太郎も真田太平記をはじめとしてそこそこ読んだ。

今、旬な時代作家でもある

基本は藤沢周平の小説のストーリーにどことなくにている、ただ読んだ感じは藤沢周平の本は影が?天気で言えば日本海の曇天な

感じがする、藤沢周平氏が庄内生まれというのもあるのかもしれない。

葉室さんの舞台は九州がメイン 比較的明るい感じがする 雪はほとんどでてこない。

この本も舞台は福岡藩の支藩秋月藩、幕末の尊王攘夷運動の中でもまれる小藩、藩でも日本全体を見ながら藩の改革をしてる主人公の父

は、過激派に暗殺される、優秀な西洋式軍隊を作ることに力をいれていてるのが、欧米かぶれと揶揄され、妬み嫉みを買い

暗殺される。

そして主人公はその息子、明治維新後は東京にでて転々と仕事をし、復讐の機会を狙う

明治になっても最後の仇討といわれた・・

そして不平武士の反乱、秋月の乱・・

明治維新の流れを田舎の小藩から見た

稲田が南スーダンで不慮の事態になったら、自分は責任をとると言っていた・・

責任て?自衛隊員が戦闘にまきこまれて戦死者がでたら、どう責任をとるのだろうか?

大臣を辞職してそれですむとでも思ってるのだろうか?たぶんその程度しか考えてないだろう、

隊員の命をあずかるという自覚がない、安倍も責任は私がある最高責任者だからといいながら何ら責任をとらない。

原発の事故の責任はいったい誰がとったろうか?

上の人間、いわゆる支配する人間の責任とはいかに軽いものか、言ったらそれでおわり、あやまればそれで終わり

無責任すぎる、そして国民にはあたらしい自民党の憲法草案で義務を増やす。

お笑い!必死になってTPPをのり弁資料でごまかし、甘利は惰眠をむさぼり、最後は強行採決で通して

肝心のアメリカはトランプはTPPは脱退すると名言、他の国も今のところ様子見、日本だけが必死になっている姿は滑稽だお笑いだ。

胸をはって北方領土返還交渉できるかというところにロシアが新型ミサイルを配備した、安倍の期待外れ

ベトナムに原発のトップセースをして新幹線構想もあったしほぼ決定だったが、議会の反対国民の反対で白紙に戻る

お笑いだ・・そしてこどもみたいに国会では顔色変えて野党を攻撃する安倍・・

アベノミクスも終焉しているしね、お笑いは黒田日銀、あれほど金をジャブジャブ金融緩和で400兆もの国債を買って

GPIFも株式投資比率50%にして株価つり上げに躍起になり、円安誘導に必死になりしてた数年間だが

トランプ効果で一気に株価はあがり、円が暴落・・ ほんとにお笑いだ お笑いばかりだ やることすべてがお笑いだ。
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貧乏物語 河上肇 現代語版を読む

2016-11-21 11:01:01 | 2016年本


9月に読んだ本で、会社の帰りに八重洲ブックセンターで買った。

え・・なんかなつかしい、貧乏物語

学生のときに読んだ、読まないといけないような感じでたしか1年生の時に読んだ、100年前のマルクス経済学河上肇先生が貧困問題に対して

格闘してその構造的な部分、いかに克服するかを考えた・・

読んだのは35年前・・ぼやっとした本のイメージは残ってる、イギリスの貧困の問題とか・・ロイドジョージの話とか

現代語訳でとても読みやすい、すらすらと読めた・・

100年前の貧困の課題、今もなんらふるびてはいない、いや今も変わっていない・・

アダムスミスの間違いもわかりやすく指摘している

もっぱら富の増加を目指すことだけを経済の使命としていること、貨幣に換算した富の価値を、そのまま人生の価値の標準にしたこと

なるほどね

おもしろいのは贅沢廃止論・・これはおもしろい

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低欲望社会 大志なき時代の新国富論 大前研一を読む

2016-11-20 00:56:07 | 2016年本


八重洲ブックセンターの新書コーナーで新刊コーナーで見つけた。

正直なところ、まだ大前研一いるの?て感じだった、以前は何冊か読んだが・・役に立たなかったなあと印象

アベノミクスに対する批判してるから期待して買って読んで見た・・・

たしかに今のアホノミクスに対する批判もなるほどと読みながら

はは・・・汗・・

なんかほんとにノー天気な理論だなと思うね・・

まずもって・・日本の貧困化の現状認識がまったく甘い、日本を不平等が小さい国として認識している、指標は所得上位10%の資産が総資産に占める

割合が日本は48.5% アメリカは74.6% この指標で日本が不平等が低いというのは大きな間違いである。

6人に1人のこどもが貧困状態(相対的貧困からいまや絶対的貧困に近い形になりつつある)をどう説明するのか?

しかしながら大前研一氏は痛烈にアベノミクスを批判しているのはOK

提案として日本のリゾート産業の国際化とかリゾートをのばそうという提案だったが・・

寂れ逝く地方を総合的リゾートで復活させると・・それてアベのいってることと同じでは??地方創生といいながらの・・

大人のマリンレジャーがこれから伸ばすべきだとね、山じゃだめかい?

というかね、おいらたちが定年退職するころは、そんな金はないよ、老夫婦二人で食べていくのがやっと、マリンレジャーとかね

優雅な旅行なんてありえない、あほとちゃうか・・

マリンレジャーは今後日本人が覚えるべき遊びといってる氏は・・時代認識がはなはだしく古い、いつの時代だよ

石原裕次郎や加山雄三がヨットとかのっててか・・

あえて、こいつていわしてもらうが・・・こいつの認識おかしい・・この部分何を考えてるのか???

今の日本は社会主義国以上に平等主義で貧富の格差が小さく、経済規模の割に金持ちが少ない国である。世界を見渡せば、日本とけた違いの

金持ちが山ほどいるし、彼らの海外逃避は当たり前すぎて、ほとんどニュースにならない、そんなことも知らずに、妬みそねみで金持ちを

批判するのは間違っている。

おいおいこいつは大丈夫か??この人の頭はリーマン以前で止まっているのか??

全然話にならない、やはり氏は時代についていけてない、資本主義が高度に発達して状態は格差が広がり不安な社会になる

資本主義は永遠ではない、人類は進化する、次のステージはどうなのかはわからない、しかしその兆しは見える・・

大前氏は若者に消費意欲がないというが、消費するということに価値観を見いだせない、別のことに価値観を見出してる、そして多くの

若者がブラック企業で苦しめられ、非正規雇用で先が見えない 消費するにも金がない。

兆しは自分なりに感じてるのはやはりシエアリングが今後の主体にあんるのではないか所有するより共有していく、カーシエアリング

シエアリングルーム 

そして自分もやってるのですがメルカリが急速に伸びている、メルカリでは無料でいいですとか多い、不要なものを必要な人へコミュニューケーション

を通じて商品が行く。

なんかね、読んで損したよ
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大人の流儀3 別れる力 伊集院静を読む

2016-11-05 16:37:45 | 2016年本


またまた伊集院静の随筆 大人の流儀 別れる力を読む。

知らなかったが伊集院静さんは立川談志家元とも交流があったようだ・・

数年前まで1月から2月にかけて、よく立川談志の独演会にでかけた、それが初春の楽しみだった。

私は自分から何かを観にいく、聴きに行くことは年に一二度しかない。

その一つが談志師匠だった。

聴きに行くというよりも会いに行くという方が正確だろう。魅力的な人だった チャーミングであった。

何よりも艶気があり、二十年近く前だろうか、酒場でいい女にでくわし、すこし話をし、今いい男はだれか?という話題になると

そりゃ談志よ、女たちはさらりといった。

いい女はつるまない。

談志は己を少し崩して生きた、若い時代に自己否定を一度考えたものは崩しをあえてする、最初のうちはただのバカにしか映らないが

歯を食いしばりてこれを続け

・・・・

古稀の人物だった

それができたのは、世の不条理を見抜いたからだ、正義くそくらえである、正しい。

・・・
談志が死んだときにマスコミに出た日 スポーツ新聞の隅に

「談志一門、弟子が酒場に集まり一門継続を確認・・・」  きみたちやくざの組織ではないのだから・・・

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伊集院静 それでも前へ進むを読む

2016-11-04 16:19:53 | 2016年本


久々に伊集院静の随筆を読んだ。

車窓にうつる記憶として第一部

四季を通じて車窓から見える風景から自らの旅に 生きることを考えるといってもそんなに哲学的でない

日常的な言葉で語る。

車窓から見える風景で一番よく見ていつも印象に残るのは新幹線で単身赴任で自宅から単身赴任先に帰るとき

に見える夜の風景で、なんとなしに民家のあかりが印象に残る、なんだろうか単身赴任なので家庭というのが

イメージと哀愁みたいなのがあったのかもしれない、なんということもない風景がぐっとくるものがある。

車窓の風景なら長野に帰るときに乗る特急しなの、篠ノ井線で姨捨のところを一気に大きくカーブーをきって

下っていく、時に夜景がすごくきれいでまるで飛行機で着陸前のような錯覚を覚える、あの車窓が好きだ・・

古い時代のささやかな記憶にのこる車窓は、祖母に連れて行ってもらった、京都の市電で四条どおりを乗った時に

市電のまどから祇園祭を見ていたことが記憶が残る、人がいっぱいなので市電から山鉾を見て回るというのを

夕方連れて行ってもらったのも古い記憶に残ってる。

それでも前に進む・・

震災からのまだたちあがれない日本、それでも前に進む 世の中は理不尽なことばかりでも前に進む

自分はポジテイブな人間でないどちらかというとネガテイブで神経質な性格なのです、どちらかというと上を向くより

下を向いて歩く方が似合ってる、下を向きながら理不尽さに怒りけど下を向いて歩いてきたような気がします。

これからも下を向いて足元見て歩くでしょうねでも前には進むでしょう・・
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風かおる 葉室麟を読む

2016-11-03 16:10:35 | 2016年本


また葉室麟の時代小説を読んだ・・

ものがたりは福岡黒田藩での長崎お役の中での争いと復讐に向かう・・話だが・・

すべてが誤解やささいなことから人生を狂わせた二人の同僚、そしてその最後

医師の佐久良亮とその妻菜摘が主人公になって二人の争いの結末を探っていく・・

話はとてもひどい話なんだが・・相手を貶めるために使った陰謀とかかなりひどいことがあるが

主人公の持ち前の明るさで全体的にあかるい物語になっている。

葉室麟の物語りの舞台は九州・・藤沢周平は庄内 その同じタッチでも表せる風景は全く違う。

藤沢周平のものがたりにでてくる海坂藩、冬は風と雪と曇り気味の空・・

同じ様な話を描いても全然違う感じだ。

自分はやはり藤沢周平の世界が一番好きだ・・・
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魚座最後の日 片岡義男を27年ぶりに読む

2016-10-25 19:42:25 | 2016年本


古い本はすべて何回かにわけてブックオフで処分したのですが、嫁の部屋のクローゼットから段ボールが2箱残ってて

中にはなつかしい、片岡義男の本と弘兼ひろしの人間交差点があった。

へえなつかしいよな20代の時に読んだ本と漫画だね

19歳のぼくがホテルのプールでウエイターでアルバイトしてるときに30代の女性二人にオーダーを運ぶ・・

黄色の水着 と緑色の水着の女性・・

緑色の女性と仲良くなるのだが・・エロさはまったくないがさっぱりとした風景が浮かぶ描写 片岡義男の世界だ・・

でも読んでいて想像する・・大学生の時に自分の前に30代の美しき女性があらわれたら??当時はそんないまどきの年上好きの

男でもなく、+2-4ぐらいまでという感じだったと思う、興味はなかった。

冷静に考えたら自分の今の年でいけば彼女は65歳~70歳になる・・ありえない・・吉永小百合さんなら別ですが・・

最初に登場した町はどこだろうか??と考えるがわからない、ホテルのプールがあるということはリゾート地でもあり 海があり

二両連結の路面電車が走ってるとあったので、ああ湘南かと思ってたら、30代の彼女瑞枝は東京から来ている、今日は新幹線で

東京へ帰る??ええどこ・・・路面電車二両連結が走ってる新幹線?広島しか思い当たらないけど いや違うな・・わからん。

鹿児島の大学の友人と車で北海道へ

途中 長野で入った高原のカフェのアルバイトの女の子夏川蛍子・・再会をするのだが・・

この本のタイトル魚座最後の日と大げさなタイトルだけど二人の女性は誕生日が同じ3月20日・・魚座最後の日

いろいろあって、最後は瑞枝の故郷の九十九里で再会する・・波乗り道路・・白里インター とても身近な感じ・・

車が4WDのハードトップ??なんだなんだ・・その当時ならレガシーはまだないし レオーネか??

映画館もリバイバルの映画をやっている・・

時代が20代のころに戻る、もちろん携帯 スマホはない パソコンもない ワープロ書院の時代だった 

随分と時代は変わったなああと読みながら思う

車はステータスだった時代 今は車は持つものでなくシエアリングするものにかわりつつある

大きく価値観も変わった。

妙に気になるタイトルは自分が魚座であるということで魚座が最後 死ぬ日という感じのタイトルに最初は見えた。

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まぼろしの城 池波正太郎を読む

2016-10-19 18:31:29 | 2016年本


池波正太郎のまぼろしの城・・・この城の舞台は上州沼田城

真田昌幸が沼田を支配するまでの沼田城を取り巻く、沼田氏 沼田万鬼斎

越後の上杉 甲斐の武田 小田原の北条 関東管領実質力をなくし関東の覇権をあらそう武将たち

その大名にかこまれながらしたたかに生きる上野の沼田万鬼斎はしたたかに生き抜くとしていた・・・

しかし愛妾 ゆのみとその親金子新左エ門にうまく翻弄され、一族は過酷な歴史の渦にのみ込まれていく・・

池波正太郎が真田太平記を構想する中で取材旅行で沼田にきている中で

真田太平記の前の物語として作した作品。

真田丸・・・いよいよ冬の陣だ!!

後藤又兵衛も登場・・役者がそろった!!いよいよ大阪城の南に真田丸を作るところにくる!!

次回楽しみだ・・

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春風伝葉室麟を読む、おもしろきなき世をおもしろく

2016-10-11 19:08:15 | 2016年本


葉室麟の高杉晋作の伝記もの小説

高杉晋作を好きになったのは中学生のときNHK大河で花神をやってた時に、主人公は大村益次郎(中村梅之助)シーボルトいね(浅丘ルリ子)

坂本龍馬(藤岡弘)そして・・・高杉晋作を中村雅俊が演じてた・・毎回見ていた、そして司馬遼太郎の花神3巻も読んだ。

そして世に棲む日を読んだ・・

作者は忘れたが高杉晋作の伝記を写真、資料入りで読んだ・・もう気持ちは高杉晋作になっていた・・革命を起こすぞぐらいの気持ちがあったが

どこにいったやら・・

幕末は高杉晋作、戦国~安土桃山はやはり真田幸村が好きだ・・明治以降は好きな政治家はいないあえていうなら石橋湛山

高杉晋作が主人公の小説はほとんどないのではないか・・・坂本龍馬は龍馬が行く 吉田松陰は世に棲む日 西郷と大久保は飛ぶがごとく

高杉晋作はないなあ・・

幕末、これほどすぐれた革命家はいない、行動力のすばらしさ!情熱!時代が生んだ革命児!実際高杉晋作がいなければ明治維新は

成り立たなかったであろう・・長州藩が内部と外部とで壊滅していたであろう・・

27歳で晋作が労咳・・結核で亡くなる、そばにはあいするうのにみとられて短い生涯を閉じる。

おもしろきなき世をおもしろく・・短く太く激しく生きた晋作らしい句である。

自分は齢晋作のちょうど2倍生きている

何をなしえたのだろうか?とふと自問する、生きていくことで精一杯、気が付いたらただのサラリーマンだった・・

定年は65歳まだ10年ある、第三の人生はどうするか・・

おとなしく年をとりたくない、できれば闘いたいものだ、老兵でも弱きものの為に戦うことができるだろう・・

アホの総理大臣は山口県出身を誇りにしてるらしい、あほこけ東京でなんの苦労も知らずに育った三世のボンボンが!あほたれ!

高杉晋作が泣いてる!桂小五郎が泣いてる!長州をこんな恥さらしにしてしまって天国で嘆いてる・・

だれが高杉晋作のような革命児が今の日本に表れて醜い永田町のやつらを一掃してほしい
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