井上靖 星と祭 マサヒさんに影響されて読んでみました。
なるほど・・・
なき娘を思う父親のこころ・・が観音様にひかれていくのがよくわかります。
これはほんとに十一面観音を見なければという気持ちになってきました。
この本は主人公を自分におきかえて読むことができた本です、自分も娘がいるので
娘がもし・・・
琵琶湖の湖底に眠るとしたら・・・
と少々悲しい思いで読むことができました。
山崎豊子の大地の子を読んだ時も主人公が自分におきかえて読むことができたような
きがします・・
離れ離れになった妹との再会と死別・・・あの場面は読んでいてほんとに涙がでました。
横道にそれましたが・・・
娘への思い、死別、仏への祈り・・・
感慨深い本になりました。