仕事に熱意のある社員は5%しかおらず、世界の145カ国最下位
今、何が日本人から働く意欲を奪っているのか?
窓際族と化す若手エリート、今まで頑張ってきたからと言い訳に会社に
寄生する50代など、実際のエピソードをもとに働き損社会の背景にある
日本の構造的な問題を解き明かす。
働き損社会の影にジジイの壁あり!
本書をとくキーワードとして
一億総モラトリアム社会・・社会や組織に帰属意識がない他人事の社会
スーパー昭和おじさん(おばさん)・・・社内競争を勝ち残った昭和おじさん
(おばさん)。ジジイ化しやすい特性がある。
ジジイ・・性別や年齢に関係なく組織内で権力を持ち、その権力を組織の為に
使うのではなく自分のために使う人たちの総称
ジジイの壁・・ジジイたちが築き上げた楼閣。ベルリンの壁より厚く、チョモランマよりも高い。
日本的マゾヒズム・・日本人、とりわけ日本の企業に根ついた精神性で、
上からの命令で、無理難題を押し付けられても、次第に理不尽が理不尽でなくなり
逆にそれを望んでしまうような心理状態。
日本的マゾヒスト・・・日本的マゾヒズムに過剰に対応した会社員や経営者
大ジジイや中ジジイに多い。
富裕層だけがもっている特別なリソース
小金持ちレベルー新中間階級だと下に落ちる可能性が多分にありますが、
富裕層ではそのリスクがほとんどありません。もともと金になるリソースを
持ってることに加え、金持ちは金持ちとつるんであるので、富裕層互助会
が手を貸してくれます・・・
なかなか分析がおもしろい本だった、こういう見方があるのか・・