KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

水曜登山会③

2017年07月19日 | 四国外の山
もうそろそろかなと思っていたら予想通り梅雨明けしましたね。

夏山全開と言いたいところですが、まだ少し膝に不安が残るので

剣山でも歩いてみようかなと思っていたところ、水曜登山会のHさんから

「伊吹山に行きませんか?」とお誘いのメールが届きました。

「この時期に標高差1,000m以上の伊吹山はきついな~」なんて思っていたら

どうやら山頂下の駐車場からのハイキングコースを歩くということなので、

なかなか一人で出かけられる山でもないし、膝の様子見にも丁度いいので

即参加の返事をかえしました。

駐車場から登るというのを同級生の山歩きのメンバーにLINEを入れると

「そんなん邪道や!」と非難の声の返事がかえってきましが、

そこはそれ軟弱者には「これでいいのだ!」


水曜登山会のメンバーは中讃の自営業の方が中心で、水曜日の定休日の方が多く

週中に休みが取れる私にとっては参加しやすい会です。

そのメンバーは5時に丸亀を出発し途中の高速のバスストップでピックアップしてもらい、

その後はひたすら東に車を走らせ、10時過ぎに駐車場に到着しました。

ただもう1台の後続車が道を間違えて30分ほど遅れるというので、

駐車場で景色を眺めながら時間つぶしをしていたら

観光バスや乗用車が次々上がって来て、登山服を着た人や一般の観光客らしい姿の人たちが

大勢、登山道を歩いていきました。(一部の写真はIさんの写真を拝借しています)












後続車が着いたところで記念撮影をして11時前にスタートしました。








登山道入口に置かれていいる整備協力金の箱に300円を入れてゆっくりと歩いていきます。

登山道は角を取った石が敷かれていて歩きやすい道ですが、

道幅は二人が並んで歩けるほどの幅なので

団体で歩いている人たちを何組もすれ違いながら追い抜いていきます。





登山道で一番目に付くのはイブキトラノオ。

登山口から山頂まで、途中の道のあちこちに咲いていました。








道は傾斜も緩くいつものように息を切らせることもなく、のんびりと歩いていけます。

ドライブウェイの料金所の人に「咲き始めですね」と言われたのですが、さすが花の山です

山頂まで途切れることなく色々な花が咲いていました。




















伊吹山の西側には石灰岩の採掘されていたようで、山頂近くになるとその石灰岩が鋭角に露出していて

空の青と山の緑に点在する石灰岩の白が独特の風景を醸し出していました。








山頂近くでも立ち止まっては花を写すの繰り返しでなかなか前に進みません。














山頂は思っていたよりも広く、大勢の人たちが思い思いに腰を下ろして休んでいます。

トイレもあり山小屋からは店の人が客寄せの声をかけていて、ほとんど観光地の様相です。












山頂の標識の前では写真を撮る人たちの順番待ちで列が出来ていました。

そこからさらに先へ進むと一等三角点「伊吹山」1377.31mです。


















三角点から今度は西コースを使って駐車場へ下っていきます。





雲が流れて琵琶湖が姿を現しました。














西の山頂尾根から南に回りこみ下っていくと、尖った石灰岩が道幅を狭めていて

、少し歩きにくい箇所もありましたが30分ほどで駐車場につきました。









今日の山歩きはこれで終了と思いきや一旦車で下って食事を採り、

山麓の関が原にある「天満山」という里山に登る予定だというので

まずは腹ごしらえをして梅雨明けの厳しい日差しの中を関が原開戦の地を散策。





その後、開戦地の直ぐ近くの天満山へ向かって提案者のHさんと向かっていると、

途中で他のメンバーの姿は見えなくなりました。この暑さで登る気もなくなったのでしょう。


地図には三角点までの道は載っていないので、麓の神社に当たりをつけて社殿の裏から二人で

登って行きました。踏み跡も道もみつからないまま、かなりの傾斜を両手両足で滑らないように

登って行くと、有刺鉄線で囲われた水道施設の奥に目当ての三角点がありました。












記念撮影をした後、登ってきた急坂を転がるようにして降り、

他のメンバーが向かった「石田光成陣営」の史跡で合流しました。


小高い岡の上からは関が原が見下ろせます。

その昔に今いるこの場所から東軍西軍の旗がたなびいている風景が蘇ってきそうでした。













今日は総勢10名の山歩きというよりハイキングでしたが、日本の歴史の大きなターニングポイント

になった関が原の史跡をめぐることもでき、里山もひとつ歩けて

長い道中の中メンバーの色々な話も聞けて有意義な一日となりました。