映画館の営業では、早朝といえば早朝、午前9時25分から興業の「i-新聞記者ドキュメント」を県内で唯一上映している映画館で観てくる。この種の、「政治性」をもった映画は、営利会社として興行しにくいだろうが、首都圏の公開から半月後とはいえ、上映してくれた映画館に敬意を表したい。この夏のフィクション「新聞記者」と合わせて観たが、ドキュメントのほうが、権力者の醜態があからさまで「面白かった」。権力者側は「右と左」の色分けで分ち勝ちであるが、「平和」「環境」「人権」といったキーワードからみると、これらを侵害または抑圧する為政者の「不都合な真実」に向き合いNOといえるか、目を瞑るかの、どちらかに属するかにかかっているような気がする。「i」とは、「私」ということなのか、集団や社会システムに流されずオノレを見失わない姿勢を主人公の新聞記者や作者は、訴えているようだ。 学んだ。
映画で語られたこと、「辺野古の土砂投入問題」、「吉田詩織さん事件もみ消し問題」、「森友・加計問題」、「宮古島弾薬庫問題」、「記者取材封じ込め問題」・・・たった1、2年の間にこんなにも「不都合な真実」があったのかと、いまさらながら世情を憂えざるをえないのだが、ここにきて「桜を見る会問題」が燃え上がり、連日の報道、国会質疑、ツィッターの類は、当該ドキュメント映画の続編を観るようで、望月記者はじめ骨のあるジャーナリストやNOといえるヒトビトにエールを送りながら注視したい。
地下の石炭層が燃えているという「不都合な真実」は、想像以上に深刻なようで、自然災害というよりは、人災の様相を見せているが、このような状況にも目を向けていかねばならないのだろう。「私」として何ができるのか、あとさき短い人生だが、憂いてばかりでなく、考えていかなけらばならないのだろう。
インドネシア問題
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4103.html
環境省(経産省に物言えない省)
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/2100weather/
石炭火力発電所問題
https://sekitan.jp/home/info2/
北国からはるばるおいでなさったキンクロハジロ幼鳥たち。2100年ころには、越冬という言葉さえ死語になるのか。