暖かい。昨日から今日の昼前にかけて、10℃を越す外気。風穏やかで、南向きの部屋は、日差しが射して暖房いらず。レースのカーテン越しに、雀の影が躍る。ベランダに少しだけ撒いていた玄米に、やっと気が付いたようだ。
夏の間は、虫も木の実も豊富で餌に事欠かないのだろうから、餌やりは行わないことにしたが、冬になって、餌が足りず、震えているのではないかと勝手な思い込みから、手のひらにまばらなほど、わずかな米を置いてみた。1週間ばかり、見向きもされなかったが、やっと1羽、2羽やってきて、ついばんでいくようになった。
冬は、群雀となって集団で行動し、集団で体を温めあって、それでも餌が不足し、命を落とす雀も多いのだと聞くが、ベランダにやってきたのは、ヒトの社会とおなじく集団生活になじめない、異端の輩なのかもしれない。
しばらくは様子を見て、集団化するようならやめよう。
気圧配置は、今日の午後から再び冬型となり、奥羽山脈に雪をもたらすのだろ。そろそろ、ストックのバケットをスノー使用に変え、歩いてこよう。