仙台駅東口にある小さな映画館で、あのイタリア映画「ひまわり」の映画を観た。50周年とあったが、まさにオイラが高校生のころ、いまはない「石巻東宝」でみた映画だ。50年たってもヘンリーマンシーニの音楽と広大なひまわり畑、結婚直後の卵24個のオムレツ、それとアントニオの命を救ってロシアで子を儲けたマーシャの可憐な美しさだけは記憶に合致していた。あとは、記憶が薄れていたが、すべてよみがえった。膨大な戦士が地に眠るといウクライナのひまわり畑、数え切れぬほどの十字架の丘。
その丘で、今も戦火が絶えないとは・・・・なんというおろかな所為。
映画が終わって、サクラが美しかろうと榴ヶ岡公園にアルコールとつまみをコンビニで仕入れて花見に。おでんやワンカップを楽しめたあの桜まつりは今年もない。
愛する「つばさ桜」さんにも出会えたし、公園は彩に満ちていたが、どうも楽しめない。今年は、コロナのせいというよりも「ウクライナの悲劇」のせいだ。
砲撃と焼失により色彩を失ったウクライナの街の映像を思いやれば、2022年日本の春を素直に歓べないのは、オイラだけだろか。(酔いが回った)