先週の科学派遣生会でのことです、科学派遣生とは戦前から行われてきたわが国の科学教育を推進するために、先ず教員を育てよという目的で始まった研修です。私の頃は半年間、最近は1年間現場を離れて熊大や教育センターで研修をして、学校現場に帰ったときに役立てるという研修制度です。その経験者の集まりを年1回寄って懐かしんだり、後輩を励ましたりする会です。(ところがこの制度が次年度からなくなるそうです、教育にお金を使わない、昨今の悪癖の一つのような気がするのですが)
その会で大先輩のO先生がスライドを持ってこられて30分ほど話をされました。スライドも映写機も持参でした。いまやパソコンとプロジェクターの時代です。スライドなど今の人たちは使えない、使いこなせない道具です。私も久しぶりに見てそのよさを感じました。スライドを見せられて‘植物と人々の暮らし’的なお話でした。たいへん興味を持って聞くことができました。
スライドで撮られた記録を今後どうつないでいくべきかを考えさせられました。アナログデータをどうデジタル化するかということです。私もいま‘むかしの写真’(ネガとプリント)をスキャナーで取り込んでデジタル化する作業をしています。1枚1枚なのでとても時間がかかるのです。O先生の写真は膨大な量だと推測されます。さーて!どうしましょう??
今日は資料館勤務で、昼から観光案内人の方が研修で資料館に来られました。ご無礼ですが(いま)のことだけを対象にした活動のような気がしました、私ども少しばかり経験を積んだものの今後為すべきことの一つに(アナログからデジタル化)への協力ではないかと思うのです。ちょっとヒマな?ものにしかできない作業だからです。そんなことを思いながらボランティアで頑張っておられる案内人の方たちの研修を見ていました。
今日の天気(一時)