古い写真に

　いま、資料館企画展で‘古い写真’を集めてスキャンしてプリントアウトとしたものを展示しています。約１００枚ほど、展示しきれなくてDVDでスライドショーもしています。１枚５秒・・ぜんぶ見ると２時間くらいかかります。

　古ければ古い写真ほど情報が少なくなっています。全然ない：何の写真かもわからないものもあります。したがって、写真を見てもらって情報を収集しています。この写真の（場所は？）（写っている人は？）（何年頃）というような情報です。すると１枚の写真から‘ものがたり’ができてくるのです。
　今日の写真は‘大河内分校の改築落成記念’の写真です。私が興味を持ったのは「扇踊り」のことです。合子俣、熊原で踊られていました。この当時はこんなに多くの踊る人がおられたのです。今や限界集落で住んでいる人は年寄りばかりです。むろん踊り手は一人もおられません。伝承を引き継ぐ人もなく、中学生が総合的な学習で細々と・・　しかし、来年は取り組まないそうです。ここでも（時代）が変わっているのです。都会ばかりがもてはやされる日本のやり方のしわ寄せの結果ではないでしょうか。日本にはAKBがあれば幸せなのかもしれませんが。
　今日も家にあったといわれて写真を持ってこられました、さっそくスキャンしました。追加の展示をしようと思っています。今日、持って来てもらった写真も珍しいものがありました。

　中学生が自分の成績を改ざんしたというニュースを見ました。すごい時代だなと思いました。この子の２学期の成績は情報をいう教科があれば（優）、そして道徳は（下）ではないでしょうか。学校が顔を出さずにインタビューを受けていたのが気になりましたが・・致し方ないのか？

　今日の天気（）