朝一番の在来線で、よそ行きを着たくちかずこは出発。
新幹線に乗って一路東京へ。
銀の鈴にて、くち娘(よい子)と合流。
小田急ロマンスカーに乗り、駅弁を食べつつ箱根湯本へ。
登山電車でガタゴト・・・二度スイッチバックをして・・・
ケーブルカーに乗り継ぐ。
すっごーい霧の中、物の勢いでロープウェーに。
一山越えて、芦ノ湖に向かう。
空中は一面乳白色、何も見えない。
ロープさえも、すぐ先で霧散・・・
綿菓子の中のアリの如し・・・
本来、仙石原でのんびりの筈が、くち娘の「水辺に行きたい」の一言で。
桃源台より最終便の海賊船が出航直前。
最終なので、箱根港についたらもう戻る便はなし。
でも乗ると言うんです・・・くち娘が。
夕暮れ、霧の湖面、海賊船に乗り湖上の人となる。
で、くち娘、突然コーヒーをこぼす。
くち娘はA型で几帳面なので、コート、マフラー、靴、床等の後始末に没頭。
怪しい海賊がずっとくち娘を心配するも軽くあしらわれて没。
バスを乗り継ぎ、やっと本来の目的の仙石原着。
フレンチ・ジャポネ・ステーキコース、シャンパン、白ワイン、赤ワイン・・・
最後の力を振り絞って温泉へ。
後、ベット上人生相談。
二日目早朝、露天に浸かりつつ海棠尊の螺鈿迷宮を読む。
AM.ポーラ美術館へ。
アラカルト、てんこ盛りの美術鑑賞は、くち母は苦手。
が、くち娘の希望。
彼女は元美大希望だったりする。
消化不良気味の鑑賞を霧小雨の中済ませ、有名な富士屋ホテルにてランチ。
重厚!古式豊かな和洋折衷。
千と千尋の物語の、ゆばーばの旅館にちょっと似ている。
ジョンレノンから明治天皇まで逗留あり。
サラダとハヤシライス、ビーフシチューで8600円也。
味も重厚!
くち母の胃は、ここでぐったりとなる。
とって返して、仙石原、ラリック美術館へ。
一つのテーマ、一つの流れ、一つの時代、一人の作品。
こんなストレートが、くち母は好き。
ラリックはシャドーボックスの世界とも重なる。
パリから運ばれたオリエンタル急行のサロンカーの中でティータイム。
ラリックの作品が多々はめ込まれたアンティークな世界にしばしうっとり。
おっと、ここで閉園時間。
へとへととホテルの温泉へ。
小猿が母猿の背中の蚤取りを・・・
いえ、背中を流す。
はい、最後はベット上人生回想。
三日目、早朝、またまた露天風呂で例の本を読みふける。
AM星の王子様ミュージアム。
くち母は王子様好き
そして、この物語はなかなか哲学である。
ふむ、良い感じのテーマパークに仕上がっている。
くち母は王子様をいっぱい買う。
PMガラスの森美術館へ。
くち母、ガラス細工を完成させる。
(ブローチの中に家を三軒作る)
で、くち母娘は、コスプレにチャレンジ
仮面舞踏会仕様。
くち母はピンクのドレス。
くち娘は黄色のドレス、マスク付き。
人生は、やったもん勝ち、着たもん勝ち、言ったもん勝ちと心得よ・・・
と、くち母、連日、くち娘を真摯に教育する。
(彼女の依頼なので)
あたふたと高速バスに乗り、乙女峠経由で新宿へ。
筆者とcafe友の体力を鑑み、本日の報告はここまでとします。
後半は後日また・・・