普通の子は、くちかずこの第三子にして次男。
くちこは一人っ子で兄弟を知らない。
その上わがままなのに三人の子の母になった。
普通の子がお腹にいる時、
臨月まで看護師をし、ピアノ講師もした。
産後一ヶ月で、またそれらを再開。
三人の子を死なない程度に管理するだけで手一杯
悪い子は、双葉より芳し・・?
彼の問題行動に振り回され、
いろんな役員を背負い、
よい子の子育ては厳しすぎて反省。
悪い子の子育ては甘やかしすぎて反省。
普通の子の子育ては・・・困惑・・
普通の子が二歳八ヶ月の時、発達が遅いことに気づく。
小児科で発達テスト。
紹介状を持って療育センターで更に詳しく検査。
三歳前にして、一歳十一ヶ月の言語理解。
二語文、殆どなし。
専門医のコメント。
「追いつくかどうかは、神のみぞ知る」と。
元夫は、治療は必要なしと。
でも、くちこは後悔したくなくて・・・
最善を尽くしたくて・・・
電車で治療に通った。
言語療法士の先生方は、とても良くしてくれて、
くちこ自身の成長に繋がった。
我が子が、障害児の中にいること。
それは、とても衝撃だった。
保育園で担任の先生から、ひどい言葉を浴びたことも
歌もお遊戯も出来なかったから。
運動能力は劣っていないとのこと。
では・・・と、体育教室に入れてみた。
出来ることから引き上げたら、
芋づるのように、他も・・・・?
(くちこ案)
ピアノを弾きたがったので、
事情を話し、一冊、一曲の宿題でとお願いした。
決して多くは望んでいないこと。
普通の子がピアノを楽しいと思うことが最重要であること。
(くちこ案)
普通学級に入れた
かけっこが速くなった
百点がとれた
くちこは、一つ一つ、心の底から喜んだ
(上二人の時は当たり前のように思っていた)
神様が、くちこに、いろんな事を教える為に、普通の子を授けたのだなと思った。
小六で、ピアノコンクールで入賞した。
(とても素敵なバッハだった)
中高一貫の進学校に入り、
猛烈に陸上を頑張り、中国駅伝に出場。
ただいま、某大学院、知識工学科の大学院二年。
来春は、某システム系会社の東京本社に就職予定。
の・・・
普通の子が、今週、帰省します。
くちこが不得手な「盆提灯の片付け」をするそうです。
(出したのも彼)
でね、
小栗旬に結構似ていますふふ・・・
人生、いつ何が起こるか解らない。
何度も痛感することが、生きる、ことなのかも・・・ね