しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

親の背中

2012年01月08日 18時43分00秒 | インポート
今日、久しぶりの友、来訪。
同じ歳で、同じ頃、同じ理由で離婚。
同じ数の子供を背負い、
友もくちこも一人っ子で、
認知症の実母まで背負った*(涙)*
くちこの母は、もう天国だけれどね・・・

積もる話をし、
お互いの知恵を絞り合う*(キラキラ)*

ただ・・・ね・・・
友は、年末年始さえも、母親を施設から引き取らなかった、と。
大変だし、自由が無くなるから、と。
「殆どの人がそうするのよ」
一点の迷いもない笑顔で・・・

くちこも、昔、要介護5の母を家で看て、
心身共に、ほとほと疲れました。
頭は普通で、体が病気だったら、どれほど楽だったか・・・

母を憎むようになり、
あんなに大事に育ててくれた母を憎む自分を憎むようになり・・・
満身創痍の日々でした。

毎月、一週間、施設で看て貰いました。
正直言って、その一週間が救いでした・・・

それでも・・・・
年末年始さえも連れて帰らない友・・・

「それは、あんまりだよ」
とは、言えなかった。
看る辛さは、当人にしか解らないことを知っているから。

その後、一人で徒然考えるに、
やはり、引っかかる。

本能のような所から、
くちこに、信号が送られてくる。
「それは、違うよ」と。

あああ・・・・・*(びっくり2)*
そうか*(驚き)*

その昔、元夫の母が施設のような病院に入院していて、
毎年、近くに住む4人の子供達は、誰も引き取ろうとしない・・・

くちこの母が、それは、あんまりだからと、自分の家に毎年、引き取っていました。
(くちこの実家で、くちこ達も帰省していました)


元夫の母は、情の薄い人で、
その母に育てられた子供達も冷たい人達でした*(クール)*

くちこの母も、くちこも、その姑の薄情さには、呆れさせられてもいたのですが、

それでも、くちこの姑を引き取る母。

くちこは、知らないうちに、
その背中を心に刻んでいたんだなあ*(コメント)*

あれから30年近くも経つのに、
くちこの心が、ちゃんと覚えていたらしい。

友が帰った後に・・・

くちこの心がくちこに・・・

「それは、違うよ」
と言いました。
コメント (2)
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