口腔心身症って、結構新しい病名のようです。
で、くちこは、二年前、膵頭十二指腸切除術後退院して間もなく発症しました。
以下、当時のブログより抜粋・・・
退院後、
自分が殆ど噛めなくなっていることが発覚!
全く、かみ合わせが出来ていない、
何故?
入院中は感じなかったのに!
噛めないだけでも、消化器のオペ後としては不都合だけれど、
喋りにくいし、口を閉じにくい(^_^;)
最大の難点は、常に、頭、首、肩が痛いこと
ひえーーーーっと、かかりつけの歯科を予約。
5/21の歯科受診を指折り数えて待つ、半べそのくちこでした。
さて、やっと5/21、長々くちこが説明、レントゲン・・・
歯は動いていませんでした
歯科医が、長々と説明。
本来の正しい噛み合わせは、顎関節が正しく上下する「関節位」
顎関節症や、歯並びが悪い為に関節位が成立せず、ずれた状態で成立しているのが「筋肉位」
くちこは、本来、顎関節症があり、歯並びも悪いので筋肉位だった。(以前から)
が
長い絶食の間に?
くちこの体と脳ミソが、自分の筋肉位を忘れてしまい
本能的に?
関節位で噛もうとしているので噛めないのです、と。
治るまでには相当時間が掛かると思います、と。
唄を忘れたカナリアと、
噛み方を忘れたくちこ。
どちらが哀しいか・・・・
くちこは、超ウルトラ悲しかったです!
※が、これも違っていて、結局は口腔心身症でした・・・
先ずは、何もしないのに、一晩で劇的に症状の8割は消失し、
残り2割の症状には二年近く付き合っています。
くちこが、主治医に
「口腔心身症になった」と報告しても、
「最近は、なんでもかんでもすぐに、心身症って付けて病気にしていまうんだ」と苦笑して終わり。
彼のくちこに対する評価は、
「首から下は元気だが、首から上が問題」とのこと。
これは、くちこのメンタルの弱さがネックだと見抜いてのこと。
が、如何せん彼は外科の専門医、認定医、指導医にて、メンタル治療には手を出さない。
彼の考えは、こんな面倒な奴は、とっとと復職して夜は疲れて寝るだけの生活に戻るべし、と。
偏頭痛で受診している開業医は、神経内科的な色彩が濃い医院なのに、
「はい、はい・・・ふーん」と、不定愁訴が増えた扱いで終わり。
まあ、抗不安薬を出してくれて、それで軽減したのだから良いのですが。
くちこが発見した確信犯的な病名に対しての反応と興味は希薄でした。
口の中に症状が出る自律神経失調症。
その予後について此所に抜粋しておきます。
http://kokushinshinsho.com/index.html#id12
本症の発症には,その根底において,人生観,価値観や死生観などが関わっていることが少なくないのではないかと考えています。
そういった意味では根本的治癒のためには患者さんと治療者双方におけるそれ相応の努力と忍辱の期間が必要になるかもしれません.
しかし,患者さんと治療者がそのような努力と忍辱の期間をなんとか通過し,
症状を含め諸々の事象の完全癖的な解決への「とらわれ」から脱皮して,
各々事象の部分的な寛解に足ることを知り,「与えられる人生」から「与える人生」への人生観の転換がなされ,
軽減された症状(軽くなった荷物)を背負いながらも何とか生きていこうという認知・思考・行動様式の変容が起これば,
そのような方においては患者さんと治療者の人間的関係性のもとで根本的治癒への活路が開かれ予後良好化したといえるのではないかと考えています.
上記を肝に銘じるために、此所に勝手に転載しました。
一時期の喋るのが億劫になるほどのドライマウスや、口の中や舌の痛み、変な味、ひりひり感は、
一年過ぎて次第に軽減し、今は、口を閉じた時の違和感、噛む時の不自然な感じが少し残っている程度です。
恐るべし、メンタル疾患!
乗り越えても乗り越えても、乗り越えたつもりでも、
こうして突きつけられるんだなあ。。。
でも、もちろん、ほぼ消失したことを有り難いこととし、
軽くなって荷物を背負って、楽しく生きていく所存です!
こーんな感じで(*^_^*)
時にはうなだれてしまっても、 すっくと顔を上げ、 ガシガシ食べます!
と、
孫息子の写真で表現してみました。
それと、これも備忘録的に残しておくことですが、
不要な着物、↓に送ることにしました。
http://www.tumiki.jp/bazar.html
関口さん、ご紹介ありがとうございました。
此所に送ることで、不要な着物を捨てることなく、人様のお役に立てるのであれば、と。
震災被災者の方への援助にも繋がるようです。
皆様も、不要な着物の処遇についてお困りでしたら、いかがでしょうか?