しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

二人の母の為に東西奔走し、徒然もの思う

2015年08月07日 21時32分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

先ずは西へ、車で一時間。

くちこ家の菩提寺へ。

お盆勤めをして貰う為に、くちこ家の位牌を全て持参します。

例年、位牌全部と子供全部を車に乗せて菩提寺に居並ぶのですが、

この酷暑、1歳と0歳の孫まで引き連れるのは如何なものかと案じた末、

今年は初めてサメ氏と二人だけで位牌を抱えて参上した次第。

奇しくも今日は、くちこ母の命日。

兎にも角にも、年に一度、ご先祖様への点数稼ぎです。

本堂まで、全ご先祖をお連れし、有り難いお経を聞いて貰う。

お寺では、くちこ家の位牌の為に毎年、お膳まで用意してくれています。

亡き両親が天国でご先祖様達に、くちこを育てるにあたり足らざる事が多すぎると、

ぐちぐち責められている可能性があるので、今日だけは褒められるように、と(^_^)v

 

 

 

もちろん、お墓参りも。

暑かった。。。。。。

でも、草一本無く綺麗だったので掃除は無し。

叔父さん、いつもありがとう!

 

30分東に戻って、凄く美味しいうどん屋さんへ。

くちこ的には、この店以外では見たこと無いのですが、

大昔の洗濯機の脱水装置みたいなのに、うどんのタネ?を巻き取らすと、

わらじのようにペタンコになって出てくる。

それをまた同じ機械に巻き取らすと、わらじが縄のれんのようになって出てきて、

それはそのまま自動的に沸騰した湯の中に落ちていく・・・

それをお爺さんが、超太くて長い箸でかき混ぜる・・・

写真に撮りたかったんだけれど、ちょっと憚られて・・・

とにかく、珍しいタイプの麺で、凄く美味しい!

麺はうどんなのに、表面ちょっとザラザラで、軽く縮れている。

太さも切れ方もランダム。

サメ氏は、肉ごぼう天うどん                 くちこは、ぶっかけおろし天うどん

      

 

それから、買い物をして一旦帰宅。

夕方から、東に車で一時間、義母の施設の盆踊りへ。

認知症だけれど、くちこ達のことは解ります。

家族が来ている入所者って一割もいない。。。

くちこは着々と義母にジュース、綿菓子、かき氷をGETしては食べさせました。

お菓子やビールも!

義母はとてもよく食べる人なので、通常はちょと足りないだろうなって思っているのでね。

何を渡しても完食でした。

87歳、被爆者ですが、幸い元気です。

 

      

職員の方々と地元の人達の踊り                景色の良い施設です

      

義母は、とても元気で楽しそうだったので安堵して帰宅しました。

へとへと。。。

 

帰りの車の中で、呆けについて考えていました。

義母の認知症も介護するには、それなりに苦労しましたが、

それより亡き母の認知症・・・

言葉で現せない位、大変で、情けなくて、腹立たしくて、辛かったです。

そして、母に優しく出来なかったことで、

くちこは大きくて深い心の傷を残すことになりました。

可愛がって大事に育てて貰ったのだから、もっと大事に介護するべきでしたが、

ついには、その大事な母を憎むに至ってました。

それほど、残酷な日々でした。

今思えば、自宅介護という選択が間違っていたのかも。

だって、未だ六十過ぎだったのでね。

母もさぞかし不本意だっただろうな・・・

 

母の呆け生活。

バンドラの箱が開いてしまった感じでした。

不遇だった子供時代、たくさんの苦労。

不本意だった沢山の出来事。

屈折した思い、歪んでしまった心。

その箱の中にぎっしりと詰めて鍵をかけて、

明るく朗らかに生きていたんだなあ。。。

 

そして、何が怖いって、

くちこが同じようになるのでは?と。

それが、子供達にとってどれほど辛いか。

好きで病気になる人は居ないし、

好きで呆ける人も居ない。。。

願わくば、早死で良いから、

母のようになりませんように。

母の命日にこんなこと考えるのも親不孝なのかもですが。

 

そんなこんな

徒然もの思うくちこです。

 

コメント (48)
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