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安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

膵頭十二指腸切除術(SSPPD-D2 p 2013/4/11)  から四年の診察

2017年04月03日 13時54分56秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

毎回、軽くロシアンルーレット気分ですが、

無事、クリアできました

メデタシメデタシ

 

?が付いたのは、造影CTの結果で、

肝臓のS8エリアで、血流異常が指摘されたから。

血流が亢進しているらしい

考えられる原因の一つは肝臓の大きな血管である門脈が何かに圧迫されているから、

通常の肝動脈の血流が代償的に亢進したということ。

但し、明らかな肝転移は指摘できずなので、原因は不明。

経過を見ることに。

遡って、去年の10月のMRIでも既に存在していたようで、

その時は脂肪肝だし・・・と、指摘はされなかった模様。

今回も、きっぱりと、脂肪肝の指摘あり。(トホホ)

 

なにせ、くちこは、積極的治療に気乗りしていないので、

くちこ(以下、く)「再検査は急がないよ。」

愛しの医長(以下、い)「そう?じゃ、三か月後に造影MRIを入れておこうね。

  正直、僕たちは、CTの画像の方が解りやすいんだけれど、血管はMRIが良いからね。」と。

  なんと、急性胆管炎との関係も否定できないらしい。

 

 

赤斜線の部分が血流亢進。

 

 

血液検査は、さしたる異常も無く、いつも通り?

HbA1cは、5.5なので十分に正常範囲なのですが、じわりと上昇傾向にあるのは、膵切除だと不可避なのかと聞くと、

HbA1cの上昇は、高血糖によるものだから、膵切除とは、直接的には関係無い、と。

 

手書きで書き足したのは一年前の数値。

さして変化無いながらも、γーGTP や、ALPが上昇しているのは脂肪肝が進んだからかな、と。(くちこ考察)

 

 

自慢気に玄米食に替えた話をすると、

い「何にしてもねえ・・・チョコレートとか、つまみ食いしたら同じだよ、と。」

い「某先生なんか、昼、絶食してるけど痩せないのは、きっと何か食べているんだ。」

く「でも、真面目で良い先生だと思うよ。」

い「でもさ、学会のレポートの提出はよく遅れるよ。」

く「真面目な先生だけど、太っているのは多分に遺伝だよ。」

い「そうなの?」

とか、あれこれ脱線するのは、いつものこと。

 

J-NETの新しい治療指針について、くちこが報告。

い「もう、四年も経ったから、抗がん剤は必要無いね。」

く「くちこも、そう思うよ。」

 「オクトレオスキャンの検査さ、くちこは、どうでも良いんだけど、受けた方が良いなら東京で受けるよ」

 

愛しの医長は突然、検査科に電話を掛ける。

くちこ病院でオクトレオスキャンの検査をできるようにしろと掛け合っている様子。

検査科は、需要が多いのかと聞いた模様。

「希少癌だからね、患者は一人なんだ。

 でも、僕が治療しているんだよ。

 だから、会議にかけて、進捗は僕に報告入れてね。」

どうも・・・

県知事の許可まで必要らしい。

それでも、くちこのために、そこまで・・・・ね。

い「うちでできるようにするから、ちょっと待ってね。」

く「急がないから、いつまでも待つよ。」

くちこ心の声:別にずっとできなくても良いし。

 

彼は、何時までも、あれこれ画像を引っ張り出して眺めている。

い「腸が凄く長いよ、かなり取っても大丈夫な腸だね。」

くちこ心の声:取ることはありません。

 

さて、体重の話に。

ざっくり、オペ前から5Kg。

オペ後からなら10kg増加。

く「どうしてかねえ?」

い「それは、くちこさんが解っているでしょ?」

とにかく、運動とダイエットを勧められたのでした。

く「じゃあ、先生、頑張ってね」

と、くちこイチオシのあおさ入り醤油を渡しておきました。

この、ピリピリ感の無い、のほほんとした会話が気に入っているくちこです。

 

元同僚と雑談したり、

愛しの医長が、薬の処方を忘れていたりで、帰宅は、午後を大きく回りました。

それでもね、転移無し

これを喜ぼうと思います

なので、今夜は、久しぶりに近くの回転寿司に行ってきます。

 

ちょうど一年前の王子です。

 

                   

 

くちこの術後半年で生まれた王子。

これからも、長ーく見守れると良いなと思うくちこです。

コメント (44)
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