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安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

斉藤卓治さん、「紙の昆虫たちの世界」って、とっても温かい

2017年07月21日 19時34分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

以前にも、展覧会を拝見して、ずっと注目していた作家さんなんです。

ペーパークラフトの世界。

切り絵を立体的に仕上げ、3D額に収める。

くちこ達が作っているシャドーボックスとも、少し世界が重なっています。

 

でも、斉藤卓治先生は、断固、昆虫なんです。

子供の頃からずっと昆虫好きで、

ずっとぶれずに昆虫の世界を表現し続けている方です。

ただただ、ひたすら一途に。

くちこより若干年上ながら、青年の空気を感じる作家さんでした

 

ご本人から掲載許可を戴きましたので、此処に。

 

 

              

 

                         

 

やや厚手のカラー紙に作品に沿った厚みのニスを事前に塗って艶を出し、

ナント、散髪用のハサミで、昔ながらの切り絵のように二つ折りにしてカットするそうです

カッターで切ると思い込んでいたくちこでした。

自分がそうだから・・・

もう30年も使い続けた散髪ハサミだそうです↓            先生の手↓

 

          

 

切り終わったら、立体的に折り込み、表情を付け、足には針金を入れるそうです。

※ちなみに、くちこは、トンボとテントウムシのキットを購入してみました。

 が、未だ作っていません

 

       

 

作品の影が良い仕事をしていると思って尋ねて見たら、

やはり、影も計算に入れているそうです。

 

          

 

            

 

基本、どれも本当の昆虫のサイズに近いです。

蟻も

↓の大作が上手く撮影できなかったのは、残念無念。

緻密で、素晴らしい作品でした。

 

 

どれも、ほのぼのと、見るだけで温かい気持ちになる作品です

作品の中では、テントウムシもアリも、カマキリも、みーんな仲良しです

ああ、みんな違ってみんな良い、の、世界。

 

息子さん(30代)も、芸大で専門分野を卒業後、後を継がれたそうで、

今回は親子展でした。

息子さんの蟻は・・・

もう・・・

米粒に経を書くようなレベルの緻密さでした。

若さだわ。。。

 

今回、色々とお話もさせていただき、

少年の心のまま、それを仕事として続けられているんだなあ・・・と、

それを羨ましくも思ったくちこです

P.S

昨夜、キット製作、トンボが完成しました。

くちこは舐めていました。

が、大変でした。

楽勝の筈でしたが苦戦。

ああ、驕れる者は久しからず・・・

でも、此処に載せておきます。

※人形はたまたま持っていた既製品です。


         

 

コメント (38)
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