7月 7日
いつもの床屋でした7月。その1
アタイが床屋に着いたとき、20代と思われる若者が理髪椅子に座っていま
した。その人の頭が半分刈り上げで半分は長めの髪だったんです。
ツッパリかグレた若者。みたいだったんですが、床屋のおねぇさんにはチャンと
敬語を使っていました。(見た目で判断してはいけませんね)
20分ぐらいで若者が終わり。アタイの番になったんですが、「たまおちゃん、
コーヒーにガムシロップ入れる?」
そうなんですよ。他にお客さんがいないとき、まずはティータイムになります。
(^^;)
アイスコーヒーを飲みながら
「こないだのレーザーディスクはどうした?」
「電気屋さんに引き取ってもらったわよ。プレーヤーもディスクも高かったんだ
よぉ」
「よく買ったねぇ」
「あのころは金が有り余っていたからね」(笑)
スマホの写真をアタイに見せながら
「友だちからもらった野菜でいろいろな料理を作ったのよ。これはね。えーぇっと
なんだっけ、モヤシじゃないけどヒョロヒョロとした豆の芽みたいなやつ」
「豆苗?」
「それそれ、他の野菜と盛り付けした。コッチの料理は緑色の・・・ほら、輪切りに
すると切り口が星みたいになる。なんだったっけなぁ?」
「オクラ?」
「そうそうオクラ。もう名前が出てこない」(笑)
「みんなそうだよ歳を取ったら固有名詞が出てこない」
夕食なんでしょね。テーブルの上には料理が所狭しと並んでいました。
「こんなに豪華なご飯を食べてるの?」
「料理を作るのが好きなのよ。だからいろいろ並べるの」
「作っても食べてくれる人がいないじゃん」
「今はいない」(笑)
「このスマホなんだけどさ。電池がすぐなくなるから、こないだ店に行って
予約取ろうとしたのよ。そしたら店員さんが『どうしました』って聞くから、『電池の
寿命が短くなってきたから交換して』と伝えたら、『この機種は電池交換はできま
せん』って言うのよ。頭にくるじゃない。たかだか5年しか使ってないのにさ」
「スマホは電池交換できる機種とできないのがある。スマホを見せてよ」
「はいどうぞ」
「まぁずいぶん使い込んでいるねぇ。傷だらけじゃない」
「そりゃ5年も使っているんだから、落したり傷が付いたりするわよ」
「5年も? それとも 5年しか?」(笑)
というところで明日へつづく。(^_^)/