2月 5日
廃ペットボトル。
最近は家庭や事業者から回収されたPET容器やプラスチックなどの再利用が
進んでいますよね。
廃プラスチックなどは、ほんの数年前まで中国や東南アジア諸国に輸出さ
れたりしていました。
がぁ、環境保護の高まりとかゴミ捨て場にされてはたまらないとかの理由
により、各国が輸入をストップしたり量を減らしたりしました。
つまり、4~5年前ぐらいまでは家庭から回収されたペットボトルは海外に
運ばれていたんですねぇ。
それが輸出量が激減したので、余った廃プラスチック価格は下落。それでも
国の指定法人である「容リ協」(長い名前なので、短縮)が、家庭→自治体→
容リ協という経路で集めて、入札によりリサイクル業者に引き渡していまし
た。
そこへ割り込んできたのが清涼飲料水業界です。脱炭素・CO2削減が社会
全体で行われていますので、石油資源の使用を減らすために、自主回収した
ペットボトルから新しいペットボトルを作ることにしたんです。
家庭→自治体→容リ協→リサイクル業者→清涼飲料水会社というルートを
家庭→自治体→ ・・・・・・・・・・→清涼飲料水会社みたいにして
中抜き=コスト削減することにしたんですよ。
そうなると容リ協もだまっていられない。「容器包装リサイクル法 の趣旨
に沿わない」という理由で、チャンと容リ協を通せ。と要請しました。
2020年度の廃ペットボトル回収率は97%ほど、リサイクル率は89%
ぐらいです。
コストが下がったほうが製品価格をおさえることになるので、消費者として
はウレシイのですが、回収システムが健全に回っていかなくなると困ります。
この問題、落としどころを見つけてもらおう。(^^)/