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とりつこーだんじょごうかく

2022年07月18日 | Weblog
 7月 18日

 都立高校の入学者選抜(以下は入試とする)男女合格ライン是正。

 高校の授業料無料化などが進んでいますが、まだまだ公立高校は人気があり
ますよね。
 入試ですから、実力で合格するはずなんですが、東京都の場合は男女で合格
ラインに差をつけている学校がたくさんあります。
 その差を解消する方向で進んでいるんですが、いろいろ問題があるので、
是正緩和措置をしながら差を徐々になくしています。

 で、今年春の入試合格ラインを是正した結果が発表されました。
 男女別定員を定めている都立高校が109校あるんですが、男女それぞれの
定員の10%を男女合同とする緩和措置を実施して合格者を決定したそうです。
 募集人数:男=約11300人 女=約10400人
 合格人数:男=約10800人 女=約10300人

 この結果、「男女合同定員の場合と同じ結果になる学校が81校(74%)」
だったと難しく表現していますが、簡単にいうと「格差が解消された学校が
81校」ということです。
 んで、女子の合格ラインが男子よりも高いままで格差が解消されていない
のは23校(21%)、逆に男子が不利なのが5校(5%)ということになりま
した。これをうけて、都教委は今後さらに是正策を検討するそうです。

 以下はもう少し詳しく書きます。

 ではどんな緩和策だったのかというと、定員の9割は男女別に合否を判定
して、残り1割について男女合同で合否を決めるという方式でした。
 同じ方式で、昨年春は実施対象の110校中42校がおこなっていて、緩和対象
でない学校も含めて、36校で男女の合格ラインの差がなくなっていました。

 もし今年春の入試で、男女が同じ基準で合否判定した場合、女子の合格者が
284人増える計算となるそうです(反対にいうと男子が減る)。最も合格ライ
ンに差があった学校では、女子の合格最低点は男子より1000点満点で
59点も高かったんだそうですよ。

 都教委は「緩和策の効果はあったと考えているが、差がある点は解消しな
ければならない」としています。今後は速やかに実施してもらいたいものです。
 なんせ公立高校で男女の合格ラインに差があるのは東京だけですからね。
(^^)/
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