日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

スターチス

2005年05月30日 | インポート
昨日、同じ町内会のSさんから「スターチス」という花を頂いた。
近くのビニールハウスで栽培されているのだが、盛期が過ぎたのでよかったら取りに来ませんかというお誘いに甘えて、妻・Mさんの奥さん・Yさんのおかあさんと私の四人が車で出掛けた。

普段よく通る道の川向こうにある、大きな3棟のビニールハウスの中で、その「スターチス」という花を本格的に栽培して出荷されている。

出荷の盛期を過ぎた花は、根元からその株を引き抜いて乾燥させてから焼却するのだそうだ。

私のような花に関しては素人の目で見る限りにおいては、その引き抜かれた株の先で咲いている花はまだまだ綺麗で、商品価値があるようにも見えたのではあるが、プロのSさんにとっては、既に出荷できるようなレベルの花ではなかったようだ。

そのビニールハウスの中に入らせてもらうのは初めてだったが、3棟のハウスではそれぞれのハウスで別々の色の「スターチス」の花が栽培されていた。

青色の花、桃色の花、その中間色の花と3種類の花を、好きなだけ切り取って頂いて帰った。

家に帰ったら、妻が早速その花を持って墓参りに行くという。
先に自分が行って墓掃除をしておくから、後で水と花を持ってきて欲しいと言って自転車で出掛けた。

我が家の墓参りは不定期である。
ご先祖があってこその自分の存在であると常々思っている。
盆・正月・彼岸には必ず参るが、その他にも気が向いた時には参るようにしている。

しばらくしてから、大きめのペットボトル5本分の水と、頂いた「スターチス」を車に載せて我が家の墓に出掛けた。

妻が既に墓掃除を済ませて待っていたので、花立に水を注いで花を飾り、線香をあげてお参りをする。
墓に参るとなんとなく気持ちが落ち着く。

午後には、もらった「スターチス」がまだたくさん余っていたので、隣町の妻の実家の墓参りにまで行く事ができた。

「スターチス」の花言葉を「かわうそ@暦」さんが運営されているサイトで調べたら、「永遠に変わらず」であった。

墓参りに持っていくにはぴったりの花である。