日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ジンクス

2005年11月23日 | インポート
語源由来辞典によれば、

「ジンクスとは、因縁のように思う事柄。縁起。
ジンクスは、縁起が悪いものを意味する英語「jinx」が語源である。
英語「jinx」は、魔術に用いるキツツキ類の名をさすギリシャ語に由来する。
日本では悪い意味が失われ、ジンクスは、因縁や縁起などの意味で用いられるようになった。
さらに、「○○を見たら、その日は良いことがある」とか、「○○をしたら、その日は良い」といったような、良い縁起の意味で用いられることが多くなった。」

となっております。

私の、雲仙市議会議員選挙の最下位落選をさして、島原市議・松坂昌應氏との交流があったから、そのジンクスで落選したかのごとき書き込みがあっているようですが、それは全く的外れの考え方だと思います。


私が平成15年4月に行われた愛野町議会議員選挙に出馬したのは、無投票を阻止するため
でした。
無投票という事は、選ぶ側の権利を剥奪する事につながります。

そのような私の思いを理解して、支援して下さった方々のおかげで愛野町議会議員にならせていただきました。
ならせていただいた以上は、全力でその職務を遂行しなければならないと思い、私に出来る事から始めました。

年間で4回開かれる議会定例会において、一般質問をする権利が議会議員には与えられております。
その議会定例会において、毎回一般質問をしました。

私のような、生活者としての一庶民の目線で行政を眺めて見ますと、一般質問のテーマはいくらでも出てきました。

私が愛野町議会議員をさせていただいていた2年5ヶ月余りの期間に、合計で10回の議会定例会が開かれましたが、その10回全てにおいて一般質問の席に立ちました。

その私の一般質問を契機として、検討され、あるいは予算化されて実施された案件も多数ありました。

議会は傍聴することもできますし、その議会における発言を記録した議事録を閲覧する事もできます。

しかし、平日の昼間に開催される町議会を傍聴する事が出来る人はあまり多くはなく、議事録の閲覧も平日の昼間にしかできないので、議事録の閲覧者もほとんどおられなかったものと思います。

その様なことから、多くの人に情報発信をしていく必要性を感じて、平成15年9月より「豊田一喜の議員活動報告」というホームページを開設して、インターネットによる情報発信を始めました。

そのホームページの中では、毎回の定例議会における私の一般質問と、その答弁の全文を公開してきました。

残念な事に、その様なことを通して情報発信をしているという事を知ってくださっている人の数が少なかったということと、そのようなインターネットの環境が、まだまだ一般に普及していない状況であったようで、私の愛野町議会議員としての活動状況を知ってもらえていなかったのだろうと思います。

今回の雲仙市議会議員選挙への立候補は、そのような2年5ヶ月の期間における愛野町議会議員としての活動実績に対する、住民の方々からの評価を確認するという意味合いと、さらに一度私を支持して下さった方々に対して筋を通すという意味合いのものでした。

私が最下位落選した原因は、そのような私自身の愛野町議会議員としての活動実績が評価してもらえなかった事の結果であると認識しております。


新生雲仙市としては非常に不名誉な事ですが、既に買収容疑で逮捕者も出ている選挙ですので、詳細な捜査をすれば、もっと多くの選挙違反行為が発覚する可能性もあるのではないかと思います。

逮捕された市議は氷山の一角であろうと思いますし、警察の捜査の手が伸びる事に戦々兢々としている人がいないともいえないと思っております。

選ぶ側の意識が、自分たちの住む地域を良くも悪くもして行くのだという事を思ってしまいました。


豊田かずき