日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

木枯らし

2005年11月28日 | インポート
午後ぐらいから強い風が吹き始めました。

国道の両側に雑木林がある所を車で走っていたら、木の葉が舞い飛び、フロントガラスに何かがぶつかりました。

きっと、どんぐりの実が風で落とされてぶつかったのだろうと思いますが、突然「ガチン」という音がしたのでびっくりしました。

夜には、かなり強い風が音を立てて吹き荒れており、雷鳴も遠くで聞こえておりました。

木枯らしなのかなと思いました。

BS放送で「喜びも悲しみも幾歳月」という昔の映画をやっておりましたので、それを見ながら、海の方は相当荒れているのだろうと思いました。

漁師さんたちは、台風よりも冬の低気圧の通過を恐れているという話を、以前に聞いた事があります。

「七つの風を集めて」ということでスタートした、奥村市長が作り上げていく雲仙市は、どのような布陣で出発していくのか興味深い所です。

補佐役には、「七つの風」の中のどこの風を配置されるのか、従来からの噂どおりの事になるのかならないのか、「七つの風」をバランス良く集めていくには思案のしどころではないでしょうか。

また、議会の構成も興味のあるところです。
議長、副議長、各委員会の委員長など、原則としては議員の中の選挙で選ばれるものですが、どのように落ち着くのでしょうか。

情報公開の推進を大きなテーマとされている奥村市政ですから、まずは、雲仙市のホームページによる情報公開の充実を手掛けていただきたいと思います。

7町合併によって、人材の集積がなされたはずですから、ホームページ上での情報公開などは、職員の手で自在に行えるはずです。
特別の予算も必要ではなく、市長と職員のやる気さえあれば今日からでもできるはずです。

役所内での経費削減の一番効果的な方法は、職員みずから色々な職務をこなし、従来は外部委託する事が当然の様に思われていた業務の一部を、市役所職員の手で処理する事ではないかと思います。

入ってくるお金が少なければ、出て行くお金を少なくする事を考えなければなりません。

市役所職員の採用においても、技術系の職員や、民間での実務経験者の採用比率を多くすれば、各分野での内部処理が可能な業務が多くなり、結果として経費削減に結びついていくのではないかと思います。

民業の圧迫だという考えの方もおられるかも知れませんが、従来通りの手法での行政運営方式であれば、遅かれ早かれ、いきづまってくる事は近来の歴史が教えてくれていると思います。

奥村市長が、手際よく「七つの風を集めて」いかれる手腕に期待したいと思います。
くれぐれも「木枯らし」のような風にならないように。


豊田かずき