日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

ひそひそ話し

2005年11月27日 | インポート
島原市の親戚の家で聞いた話です。

雲仙市議会議員の選挙運動期間中に、ある候補者が、愛野町の公的施設で開いた個人演説会を聞きに行った時の事を、愛野町に住んでいる知人から聞いたという話です。

演説会場で演説が始まる前の待ち時間に、近くにいた人達がしていたというひそひそ話し。

「あたんねな、いくらもろたかな。」
「おいげな、ほとけさんに参らした後に1万円あがっちょったばってん、どげんすればよかっじゃろかいなー。」
「そら警察に届けじゃでけんとじゃなかろか。」

どの候補者の事を指しているのかは分かりませんが、やっぱりという感想です。

御仏前としてあげた物が、贈賄に当るのかどうかは微妙なところでしょうが、葬式でも法事でも無い時にあげたとすれば、やはりそのような意図があったのではないかと類推せざるを得ないのではないでしょうか。

方法としては巧妙な方法なのかもしれませんが、それを受けた人は、その様な事で候補者の「誠意」を感じ取ってしまうのかもしれません。

そのような方法で集めた支持であるとすれば、毎回そのようにしなければ支持は得られないであろう事は、当事者が一番認識している事だろうと思います。


豊田かずき