安定した国家があってこそ、その国民も安定した生活を送る事が出来る。
その中で、個々の価値観に基づいた幸福感を味わう事が出来るのだと思う。
その様な意味においては、現在の日本国内では戦争も無く、平和で安定している国家の様に映る。
しかし、民間企業における年功序列式で「順送りで安定していた」、要するに長年真面目に勤めていれば給料も役職も上がり、生活が楽になって行くというような職場の形態も、だんだん薄れつつあるような社会になっているのではなかろうか。
一部の支配者層が富を独占している状況は、今も昔も似たようなものであろうが、「年功序列」という古き良き慣習が薄れつつあるというのは、残念で寂しい事だと思う。
年を取るという事は、一般的には体力が衰えてくることにも繋がるが、年長者の人たちが若い時に頑張った分を、次の若い世代が支えてくれて、年長者は自らの経験に基づく熟練技術等を後輩たちに伝えていくというような「順送り」の役割分担構造が、我が国の産業界では定着していた。
今はどうか。
一部の幹部職員を除いて、ある程度年をとり、給料もそれなりに多くなった人達を対象に、リストラと称する、企業経営者にとって都合の良い人員整理を行っているのが日本の多くの民間企業での現状の様に思う。
リストラと称する人員整理で解雇された、40代や50代の人たちが職探しをするにしても、それなりに条件の良い募集物件は、応募における年齢制限が設定してあって、面接すら受ける事が出来ないようだ。
解雇時の給料程度を貰える職業には、ほとんどの人が就く事が出来ないらしい。
会社の都合で解雇された場合には、解雇直後からしばらくの間、失業保険が貰えるそうだが、その失業保険の受給期間が終わると現金収入の道が途絶える事になる。
だからといって、働きたくても働かせてくれる場が見つかりにくいという人たちが多くいるのが現状のようだ。
その企業のために、骨身を削って働き続けてきた人たちが、経営者側の都合次第で、ある日突然に解雇通告を受けるような社会構造の中では、自分たちの生活を維持する事に精一杯で、国を愛する気になどなれないだろう。
「愛国心」という文言を憲法の中に盛り込まなければ、「愛国心」の涵養ができないような国家では情けない。
日本に生まれて日本に住んでいて良かったと思えるような国であるならば、黙っていても「愛国心」は、個々の国民の心の中に自然と涵養され醸成されていくものだろう。
自衛隊によるイラクへの後方支援という戦争行為への参加や、「共謀罪」が論議されたり、「愛国心」などという言葉が声高に語られるような現状からは、反省すべき過去の歴史の繰り返しを連想してしまう。
豊田かずき
その中で、個々の価値観に基づいた幸福感を味わう事が出来るのだと思う。
その様な意味においては、現在の日本国内では戦争も無く、平和で安定している国家の様に映る。
しかし、民間企業における年功序列式で「順送りで安定していた」、要するに長年真面目に勤めていれば給料も役職も上がり、生活が楽になって行くというような職場の形態も、だんだん薄れつつあるような社会になっているのではなかろうか。
一部の支配者層が富を独占している状況は、今も昔も似たようなものであろうが、「年功序列」という古き良き慣習が薄れつつあるというのは、残念で寂しい事だと思う。
年を取るという事は、一般的には体力が衰えてくることにも繋がるが、年長者の人たちが若い時に頑張った分を、次の若い世代が支えてくれて、年長者は自らの経験に基づく熟練技術等を後輩たちに伝えていくというような「順送り」の役割分担構造が、我が国の産業界では定着していた。
今はどうか。
一部の幹部職員を除いて、ある程度年をとり、給料もそれなりに多くなった人達を対象に、リストラと称する、企業経営者にとって都合の良い人員整理を行っているのが日本の多くの民間企業での現状の様に思う。
リストラと称する人員整理で解雇された、40代や50代の人たちが職探しをするにしても、それなりに条件の良い募集物件は、応募における年齢制限が設定してあって、面接すら受ける事が出来ないようだ。
解雇時の給料程度を貰える職業には、ほとんどの人が就く事が出来ないらしい。
会社の都合で解雇された場合には、解雇直後からしばらくの間、失業保険が貰えるそうだが、その失業保険の受給期間が終わると現金収入の道が途絶える事になる。
だからといって、働きたくても働かせてくれる場が見つかりにくいという人たちが多くいるのが現状のようだ。
その企業のために、骨身を削って働き続けてきた人たちが、経営者側の都合次第で、ある日突然に解雇通告を受けるような社会構造の中では、自分たちの生活を維持する事に精一杯で、国を愛する気になどなれないだろう。
「愛国心」という文言を憲法の中に盛り込まなければ、「愛国心」の涵養ができないような国家では情けない。
日本に生まれて日本に住んでいて良かったと思えるような国であるならば、黙っていても「愛国心」は、個々の国民の心の中に自然と涵養され醸成されていくものだろう。
自衛隊によるイラクへの後方支援という戦争行為への参加や、「共謀罪」が論議されたり、「愛国心」などという言葉が声高に語られるような現状からは、反省すべき過去の歴史の繰り返しを連想してしまう。
豊田かずき