雨の日と言っても大雨の時ではない。
大雨の後の曇天の日や、小雨模様の時の事だ。
雨降りの時よりも、晴天の時に気持ちが良いのはほとんどの人と同じだが、自分の趣味の世界の中では、晴天ではない方が良い結果が期待できるので、雨模様の日には心がさわぐ。
趣味の「ヤマメ釣り」で、釣果が上がるのは、雨模様の時か大雨が降った後というのを経験して来ている。
渓流魚のヤマメは非常に警戒心の強い魚で、音や影などの通常の彼らの生活環境に対する微妙な変化をすばやく察知するようだ。
そのような警戒心が、大雨の後の増水した川の中では、流下水の音によって薄れるらしく、そのために採餌活動も活発になり、結果として釣果に結びつくということになる。
増水後の渓流の中では、ヤマメが活発に動き回り、流されて来る川虫、ミミズ、昆虫、カニ、時には小さな蛇やトカゲなどの餌を捕食しようと狙っている。
私のヤマメ釣りの楽しみ方は、二つある。
一つは、ヤマメとの微妙な駆け引きによって、釣りばりにつけた餌を、あたかも自然に流下してきたかの如く見せ掛け、その餌に食らいつく瞬間の当りを、仕掛けに付けた目印で察知して、ヤマメを釣りばりにかけて釣る行為そのものだ。
ヤマメに察知されないように、下流側から上流に向かって静かに移動し、ヤマメが居そうな場所の少し上流に、釣竿のしなりをうまく使って餌を落とし込み、餌が自然に流下するように釣竿を操作しながら、仕掛けの目印の動きを追いかける。
目印に微妙な変化が出た瞬間に、手首で竿を軽く動かして合わせ、魚を釣りばりに掛けて釣り上げる。
上流部へ移動しながら、次の場所では釣れるかもしれないと期待しながら釣り歩く。
運動不足気味の体にとっては、健康のためにも良いと思っている。
もう一つの楽しみは、釣ったヤマメを食べるということだ。
塩焼きや唐揚げにして食べるが、最近のテレビ番組で、ヤマメは煮魚にしてもおいしいと言っていたので、今度試してみようと思っている。
煮魚にして食べるようなサイズは、なかなか釣る事は出来ないのだが。
釣って食べるというのが私の魚釣りの楽しみ方なので、キャッチアンドリリースなどという事はしない。
キャッチアンドリリースをするぐらいなら、最初から魚釣りなどしなければ良いのにというのが私の考え方だ。
魚を釣る行為により、釣られた魚は口に釣りばりが刺さる事になる。
きっと痛いだろうと思う。
魚を保護しようとか、かわいそうだとか思うのであれば、最初から魚釣りなどしないのが一番効果的な方法であろうと私は思っている。
雨の日や大雨の後の渓流の方が、ヤマメはよく釣れるので、ヤマメを釣って食べるためには、そのような日に釣りに出掛けた方が目的を達成できる。
ヤマメ釣りで釣果を上げるには、まず、ヤマメが活発に採餌活動をするような天候(増水後の曇天の日や小雨模様の日)の日に、ヤマメが住んでいそうな場所を探し、そこに居るヤマメに気付かれないようにして近付き、餌を投入して自然に流下させ、当りを見逃さずに合わせて釣り上げるという事に集約できる。
雨の日には、そのような事を想いながら過ごす事にしている。
豊田かずき
大雨の後の曇天の日や、小雨模様の時の事だ。
雨降りの時よりも、晴天の時に気持ちが良いのはほとんどの人と同じだが、自分の趣味の世界の中では、晴天ではない方が良い結果が期待できるので、雨模様の日には心がさわぐ。
趣味の「ヤマメ釣り」で、釣果が上がるのは、雨模様の時か大雨が降った後というのを経験して来ている。
渓流魚のヤマメは非常に警戒心の強い魚で、音や影などの通常の彼らの生活環境に対する微妙な変化をすばやく察知するようだ。
そのような警戒心が、大雨の後の増水した川の中では、流下水の音によって薄れるらしく、そのために採餌活動も活発になり、結果として釣果に結びつくということになる。
増水後の渓流の中では、ヤマメが活発に動き回り、流されて来る川虫、ミミズ、昆虫、カニ、時には小さな蛇やトカゲなどの餌を捕食しようと狙っている。
私のヤマメ釣りの楽しみ方は、二つある。
一つは、ヤマメとの微妙な駆け引きによって、釣りばりにつけた餌を、あたかも自然に流下してきたかの如く見せ掛け、その餌に食らいつく瞬間の当りを、仕掛けに付けた目印で察知して、ヤマメを釣りばりにかけて釣る行為そのものだ。
ヤマメに察知されないように、下流側から上流に向かって静かに移動し、ヤマメが居そうな場所の少し上流に、釣竿のしなりをうまく使って餌を落とし込み、餌が自然に流下するように釣竿を操作しながら、仕掛けの目印の動きを追いかける。
目印に微妙な変化が出た瞬間に、手首で竿を軽く動かして合わせ、魚を釣りばりに掛けて釣り上げる。
上流部へ移動しながら、次の場所では釣れるかもしれないと期待しながら釣り歩く。
運動不足気味の体にとっては、健康のためにも良いと思っている。
もう一つの楽しみは、釣ったヤマメを食べるということだ。
塩焼きや唐揚げにして食べるが、最近のテレビ番組で、ヤマメは煮魚にしてもおいしいと言っていたので、今度試してみようと思っている。
煮魚にして食べるようなサイズは、なかなか釣る事は出来ないのだが。
釣って食べるというのが私の魚釣りの楽しみ方なので、キャッチアンドリリースなどという事はしない。
キャッチアンドリリースをするぐらいなら、最初から魚釣りなどしなければ良いのにというのが私の考え方だ。
魚を釣る行為により、釣られた魚は口に釣りばりが刺さる事になる。
きっと痛いだろうと思う。
魚を保護しようとか、かわいそうだとか思うのであれば、最初から魚釣りなどしないのが一番効果的な方法であろうと私は思っている。
雨の日や大雨の後の渓流の方が、ヤマメはよく釣れるので、ヤマメを釣って食べるためには、そのような日に釣りに出掛けた方が目的を達成できる。
ヤマメ釣りで釣果を上げるには、まず、ヤマメが活発に採餌活動をするような天候(増水後の曇天の日や小雨模様の日)の日に、ヤマメが住んでいそうな場所を探し、そこに居るヤマメに気付かれないようにして近付き、餌を投入して自然に流下させ、当りを見逃さずに合わせて釣り上げるという事に集約できる。
雨の日には、そのような事を想いながら過ごす事にしている。
豊田かずき