日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

アジゴ釣り

2013年08月17日 | インポート
午後にアジゴ釣りに、諫早市飯盛町の結の浜に行った。

いつもの釣り座の30mほど手前の船だまりのところで、5人の先行者が釣っておられた。

見ると15cmぐらいのアジゴが、1匹ずつではあるが、コンスタントに釣れている。

アジゴも前回に来た時よりもだいぶ大きくなっているなと思いながら、いつもの釣り座で竿を出した。

オモリカゴのアミが拡散する時に、通常ならば小魚が寄ってくるが、本日はそれがない。

何回繰り返しても魚が集まって来ない。

すぐ近くの左右の場所で釣っている人たちにも全く何も釣れない。

釣れているのは30mほど離れた船だまりのところで釣っている人だけ。

その人は見るたびに1匹ずつアジゴを釣り上げている。

仕掛けはオモリカゴの付いたサビキ仕掛けで、自分たちと同じ。

タナは竿一本より少し深め。

アジゴは誰にでも釣れると思っていたが、そうではないということが今日分かった。

自分にも一度だけあたりがあった。

リールを巻き上げてみると、小さなアラカブの子が掛かっていた。

その後は全くあたりなし。

午後6時ごろに納竿した。

釣り場の裏側では、結の浜マリンパークの海水浴場のマイクの音が聞こえていた。

残り少ない夏休みを、やり残している宿題の事を少し気にしながら、海水浴を楽しんでいる子どもたちもいたことだろう。

自分の場合には夏休み中遊びほうけていて、夏休みの残り3日前ぐらいから夏休みの宿題をし始めていた。

だから、当然夏休み中に宿題を終わらせる事はできなかったのだが、先生もその辺は心得たもので、宿題や作品の提出日を、2学期が始まってから何日間かの猶予を与えてくれていた。

自分に何ができるのか、どのような職業に就くのかさえも全く分からなかった40~50年前の話。

成人してからの人生は、納期に追われて、心が休まらない事が多かったが、振り返ってみれば思い出でしかない。

今は休日にのんびりと、アジゴ釣などを楽しませていただけるようになった。

ありがたいことだと思い、現実に感謝している。

夏ヤマメ、一里一匹と言われているそうだが、私の場合には、「アジゴ釣り、外道でアラカブの子一匹」と言うべきかな・・・。

家でごろごろしてテレビを見ているよりはましな時間を過ごせたのだと思うことにしよう。



豊田一喜