日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

潤沢な時間

2013年04月28日 | インポート
3日間続けて休めるとなると、何をするにも、あまりあせがらなくても(急がなくても)良いような気分になる。

時間に追われながらの日常が、時間を自由に使える状況に切り替わる。

他の人との待ち合わせなど、時刻が決められている場合を除いて、自分だけで行動する場合には、潤沢な時間がそこにはある。

気の向いた時刻に出かけて、好きなように行動し、適当な所で切り上げて帰る。

そのような流れのヤマメ釣りに、久し振りに出かけてみた。

2週間前に、ヤマメの成魚と稚魚の放流をしたばかりだったので、放流した場所の近辺にはヤマメが居る事を知っている。

でも、2週間の間で、放流成魚の中のかなりの数は、釣り上げられているはずであろうと思う。

「かじか橋」というつり橋を渡り、上流側へ至る遊歩道から川へ降りると、良いポイントが続いている。

第1投目には、放流成魚ではない、18cm程度のきれいなヤマメが釣れてくれた。

放流成魚とそうでない魚の区別は、一目見ればすぐに分かる。

放流成魚の体表面の色はくすんでいて磨かれていないし、尾びれの下の方が少しすり減っている。

放流成魚の大きさは20cm以上あるので、それがかかった時の引きはそこそこに強い。

第2投目には、そのような引きの強い放流成魚が釣れてくれた。

引きは強くて楽しめはするが、あがってきたヤマメのくすんだ色の魚体を見ると、少しだけ興ざめする。

釣堀の魚を釣ったような気分になるが、なるべく早く放流成魚を一掃したいので、持ち帰って食糧にする。

その後はハヤやアブラハヤが混じって釣れ、ヤマメは放流成魚が2匹、そうではないきれいなヤマメが3匹の釣果だった。

轟の滝の50メートル下流の所までで本日のヤマメ釣りは終了。

帰りに、橋の脇にある水汲み場の水を飲んでから帰った。

ほんのりと甘い感じの味。

朝の9時ごろから、午後1時ごろまで、のんびりと潤沢な時間を過ごさせてもらった。


豊田一喜














最新の画像もっと見る