日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

境川のヤマメ

2014年09月06日 | インポート
ヤマメ釣りには、最適な日だった。

ここのところの降雨の影響で、境川の水量が程よく増えて、ヤマメの活性が高い一日だった。

成魚放流のヤマメはほとんど釣りつくされたと思われ、稚魚放流で成長したもの、あるいは天然孵化したのが成長したと思われる、丸々と太った綺麗な魚体のヤマメが遊んでくれる。

リリースサイズのヤマメはひっきりなしに釣れるが、そのたびに「大きくなってから釣れてね」と念じながらリリースする。

そんな中でも、時々持ち帰りサイズ(体長15cm以上)のヤマメが引き込んで、竿に伝わる手感を楽しませてくれる。

本日は300メートルくらいの区間で5匹の持ち帰りサイズのヤマメが釣れてくれた。

その中の一匹だけは、放流成魚の残党だったが、丁度そのヤマメが釣れた場面を、家族連れで境川に遊びに来ていた人が目撃していた。

「えっ、こんな川にそんな大きな魚がいるの。」という表情で見ていたし、作業着姿の、そこら辺にいるおっさん風の私がヤマメを釣り上げたのが信じられないというような表情とも受け取れた。

諌早市高来町の境川には、実はヤマメがうじゃうじゃ居るのですが、ヤマメの生態と釣り方を知らない人たちにとっては、なかなか釣れにくい渓流魚なのかもしれません。

ヤマメの釣り方の基本は、ヤマメの採餌活動が活発な時に、ヤマメに気付かれないように、ヤマメが流下してくる餌を待っていると思われる場所に近付き、自然な流れに見えるように、極力細い仕掛けを使って餌を流すことに尽きる。

境川の石の上に、スパイクつきの磯靴で歩いて滑ったと思われる跡が付いているのを見る事があるが、そのような人の釣果はあまり良くないのではなかろうかと思われる。

ヤマメの居るポイントに近付く際に、既に足音でヤマメに気付かれて、警戒心の強いヤマメを隠れさせてしまっているのではなかろうかと推察できる。

ゆえに釣果も上がらないのではと想像できる。

ヤマメ釣りは、静かな釣りであると極論してもよいのかもしれない。

忍者の様に静かにポイントに近付き、流れの上流側にそっと仕掛けを投入し、自然な餌の流れになるように竿先を移動させ、目印に神経を集中して、その微妙な変化を見落とさずに軽く合わせる。

もう少しで禁漁期間に突入する(境川では10月1日より翌年の2月末日までは禁漁期間になる)が、今頃が魚体も大きくなって、心地良い引きで楽しませてくれる。

本日の釣果(一番上のヤマメが放流成魚)
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特定秘密保護法案や集団的自衛権などという、国民を危険にさらすような準備をしている○○な政治屋さんや官僚たちの思考力が、平凡な私たち庶民の日常を奪おうとしている。

食糧の自給能力も無い、資源も無い、原発を50箇所以上も保有しているような脆弱な国家が、過去の反省も無く、勇ましい事を言って国民を洗脳しようとしている。

特殊な武器を使わずとも、某国の洗脳教育を受けた、国家のために身を挺する若者たちが乗り込んだ、数十機の爆弾を搭載した航空機が、複数の原発目がけて同時に突入すれば、我が国は壊滅的な状況に陥るだろう。

地対空ミサイルでの迎撃など、どの程度の実効があるのか疑わしい所である。

この平常時においても、原発の汚染水すらまともに処理できないで右往左往して言い訳ばかりしているような国家のどこをさして技術立国というのだろうか。

津波による福島の原発の事故はなかったかのように、原発の再稼働ありきで進んでいる国家権力の横暴さはいかがなものであろうか。

原発が停止していても、我が国の電力は賄えているのに。

国家のため、家族を守るためという大義名分を叩き込まれて戦死なされた方々は、結果として国家や家族を守る事ができたのだろうか。

結果を見ればその答えは明らかである。

国家という、一部の人間が支配している実体の無い組織は、国民を消耗品として扱い、結果として国家も国民も守る事はできなかったという史実を変える事はできない。

被害者の立場からの戦争史観が多いようだが、先に無謀な戦争を仕掛けたのは、一握りの思慮分別の無い我が国の支配階層の者たちであった。

そのような歴史の愚を、また繰り返すことになるような選択をしつつある。

私たちはそれに気付くべきであるが、巧妙な言葉を駆使してじわじわと時間軸を逆行させようと企んでいる勢力がある。

某国の大統領などは、敵対勢力を集団で叩こうと呼びかけている。

自作自演かもしれない映像によって、憎悪を増大させ、同調勢力を結集しようと企てている。

自国本土に危害を及ぼさない戦争は、自国の武器商人たちの懐を潤し、自国の経済を好転させる要素にもなりうるだろう。

我が国は、決してそのような呼びかけに同調してはならない。

私たち庶民の、平凡で幸せな日常は消し飛ばされてしまう。

若い世代の人たちよ、勇ましく戦争に出かけて合法的な殺人をしても、決して国家や家族を守る事はできはしない。

そして、国家は国民を守ってくれはしない。

空襲や原爆の投下がそれを証明している。

生きてつつましく、家族と共に生活する事が一番の幸福であることに気づくべきである。


豊田一喜














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