日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

役場職員の苦労

2005年05月17日 | インポート
連休前より役場にお願いしていた資料が、できているかどうかを確かめるために役場の窓口に出かけてみた。
愛野町における各種の審議委員の氏名とその任期が分かるような一覧表が欲しいのですけれどと、申し込んでいたのであるが、まだできてはいなかった。
それらの各種の審議委員の扱いが、合併に際してどのようになるのかという疑問を持ったからで、まず基礎的な資料として、その氏名と任期を知りたかったからである。

愛野町の条例等を全て網羅した、「愛野町例記集」という厚さが10cm近くもある本があるが、町議会議員は手続きをしてそれを借り出しておくことができる。
その中には、各種の委員や審議委員の種類(名称)と報酬額は表示してあるが、任期ごとに変化する委員の氏名や任期は、当然のことながら記載されてはいない。

そこで、各種の審議委員の氏名とその任期が分かるような一覧表が欲しいということになったのである。
住民の一人としては、そのような委員等の一覧表は当然のことながら、常時役場には備え付けてあるものと思っていたが、愛野町役場の総括部署ではそうではなかったらしい。
各担当課で把握しているだけのようである。

丁寧に応対してくれた、愛野町における財政関係の生き字引のような、私の尊敬している職員H氏の話を聞いて、同情と不安の念を禁じえなかった。

今年の10月11日の合併に向けて、役場職員の中には、必死の思いで働いている人が多いのである。
事務調整班の担当者は、休日も返上して、夜は仕事を自宅に持ち帰って処理しているということである。
当然のことながら、自宅に持ち帰って処理した仕事に対しては、残業手当など付こうはずもない。まさに身を粉にして必死の思いで働いていただいている。

合併の枠組みと期日は決まったが、それまでの間に各町間の条例等に関して、事務調整班により決定しておかなければならない事柄は膨大な量である。
厚さ10cmに近いような条例集の全部を7町で持ち寄って、その条文ごとに調整を諮っていかなければならないということである。本当に合併までに間に合うのだろうか。

H氏に対して、「からだを壊さないように頑張ってください」と声をかけることしかできなかった自分の無力さを痛感しながらも、役場職員にただただ感謝。



政治団体設立届

2005年05月16日 | インポート
島原振興局の地域振興課にある、県選挙管理委員会島原地方書記室に、政治団体設立届を提出してきた。
日々の政治運動を、合法的に堂々と行えるようにするための届出である。
午後4時40分頃の届出にもかかわらず、応対してくれた女性職員は、県選管本部に問い合わせながら、丁寧に対処してくれた。

政治団体として認められた場合に、「豊田一喜の議員活動における6つの基本的な考え方」という一般配布予定の印刷原稿を提示して、それを「豊田かずき後援会」の入会申込書に添えて、今後個別に配布しても良いのですかと尋ねると、それはここでは決められないという返答。町の選管による決定事項であるという。
それでは町の選管に問い合わせて、文書による返答を下さいと言うと一週間ぐらいかかるかもしれないとのこと。

インターネット等によって、瞬時に情報伝達できるような時代に、しかも国策として「電子国土」の推進を唱えているような時代に、書類一枚の内容が公選法に抵触するかしないかの判断に、一週間もかかるかもしれないというお役所感覚が、どうしても理解できない。

帰り際に、こちらからお願いして、「政治団体の手引き」という冊子を無料で頂いてきた。
こちらが、そのような無料の冊子があることを予め知っていて申し出なかったならば、おそらく何ももらえなかっただろう。

その様な腑に落ちない顛末はあったものの、とりあえず政治団体設立届は、受付印を押していただき受理されたのである。
明日からは、合法的な政治団体としての政治運動を展開できる。