川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

猿山の理事選挙

2010-02-04 08:46:33 | 政治・社会
 子どもの時に相撲ごっこをして遊んだせいか、僕は相撲が好きだ。家にいれば大相撲のTV観戦を欠かすことはない。

 だからか、相撲協会の理事選挙騒動には関心があった。

 周知のニュースだがよかったら読んでみてください。

 安治川親方が退職撤回=立浪一門にも残留http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000255-jij-spo

 ボスどもが談合して無投票に持ち込む、選挙になったら村々で票割りして造反者を出さないように監視する。造反者は村八分にする。

 つい最近まであちこちで行われていたことである。さすが国技、「伝統」の世界である。21世紀の政権交代の時代の流れも、ここにはまったく影響がないのか。
 ちょっと違ったことは知らないのは猿山のご仁ばかりで実は衆人環視のただなかでこの「選挙」が行われていたということである。

 こんな選挙は無効に決まっている。黙認してきたのだがばれてしまった以上、文部科学省は選挙のやり直しを命じるべきだ。だめなら財団法人の認可を取り消せばよい。

 NHKはこんな不法な行為をくりかえす団体の興業に膨大な放送権料を支払ってはならない。役員改選が公明公正に行われるまで大相撲の中継をやめるべきだ。
 ファンとしてはさびしいが致し方のないことだ。そうでもしなければこの連中は先細りの利権にぶら下がったままの自己の姿に気づくことがあるまい。

 僕は子どものうちからゴルフをやらせる親はどうかしていると思っている。それを助長するNHKの放送には虫唾が走る。

 一方で、子どものうちから相撲に親しむ環境を作れないかと考えている。地域の取り組みが肝要だが、小学校に土俵を作ることから始めたらと思う。

 大した根拠があるわけではないが子どものころ遊びの一つだった相撲は何となくいい感触を僕の中に残している。取っ組み合いの喧嘩はしなかったが相撲のおかげで友人たちの体温のぬくもりを今も感じることができる。

 相撲の世界で生きている人たちには子どもたちの世界に相撲をよみがえらせる努力が求められる。貴乃花が何を考えているのか、僕にはわからないが取り組んでほしいことだ。

 朝青竜が場所中に朝まで飲み歩き泥酔したなどということは暴力行為があろうが無かろうが、それだけで醜態をさらけ出したことだ。必要な処分を下せばよい。
 
 しかし、肝心の理事会にそんなことができる社会的な正当性も能力もない。ここはせめて選挙のやり直しから始めるべきではないのか。

 その際、大関・横綱に認められているという選挙権をなぜ外国人だからといって白鵬や朝青竜などに認めないのか、その根拠も明らかにしてもらいたい。