川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

『週刊朝日』 山口一臣編集長(②)

2010-02-16 08:21:55 | 政治・社会
 僕が週刊誌を買うなどということはめったにありません。それがどうしたわけか2週連続で『週刊朝日』を買ってしまいました。今日が新しい号の発売日です。3週連続ということになるのでしょうか。

 この週刊誌が何か特別にしっかりした記事を書いているとは思いません。ほかの新聞や週刊誌やTVの報道があまりにもお粗末なのです。権力を持つ者の垂れ流す情報を検証もせず、「報道」するだけです。

 布川事件の再審が3月には始まるそうです。足利事件も再審中ですがこれらの冤罪事件を生んだ責任の半分はマスコミにあるのに自らを問う姿勢はどこにもありません。

 小沢幹事長事件の報道を通して検察の発表をうのみにせず、それを検証しながら報道するという当たり前のことをしたのが『週刊朝日』だったのです。

 僕はそう感じたので買う気になりました。

 今回おもしろかったのは『週刊朝日』のHPなどで編集長の裏話を読めたことです。検察庁と編集部、ライターのやり取りが見えてきます。週刊誌の記事やこのHPを読んだ読者が検察庁に電話し、検察のやりたい放題を現実にチェックする役割を果たしていることも分かります。インターネット時代の週刊誌と市民の在り方を垣間見せてくれました。

 特権的な記者クラブに安住し、権力の僕(しもべ)に堕して久しい新聞の購読などは止めてみたらどうでしょう。読みたくなったら図書館に行けばよいのです。再販価格維持制度に守られた新聞社のやりたい放題にここらでNO!を突き付けなければなりません。この国では新聞社と放送局は一体です。

 僕が新聞購読をやめて3年になりますが困ることは何もありません。大切なことはどこに真実があるかを私たち自身が探究する姿勢を堅持することです。

 『週刊朝日』誌面じゃ読めない「検察の『抗議』に抗議」のウラ話
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