川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

木喰仏との出会い 中越の旅(上)

2011-09-02 08:34:03 | 出会いの旅

8月29日(月)晴れ

 川越~越後川口S・A~小千谷IC~小栗山木喰観音堂~金倉山展望台~蓬平(よもぎだいら)温泉(昼食)~寳生(ほうしょう)寺~喜芳

 ①信濃川の流れ(越後川口S・A)

 魚野川と信濃川の合流する風景が見られるかと寄ってみたがそれは叶わなかった。

小千谷・川口 写真

 ②小栗山木喰観音堂(小千谷市小栗山)

群馬県に入る頃小千谷観光協会(0258-83-3512)に電話して拝観をお願いしておいたら管理人の坂詰司朗さんが開扉して待っていてくれた。先年の中越地震でこの辺りも集落ごと孤立するほどの被害を受け観音堂も傾いたという。

 このお堂に安置されているのは如意輪観音像を中心とした33観音と行基菩薩、大黒天。木喰上人はイチョウの巨木を見つけては持ち主の許可を得て仏像を彫った。ここに住みついたのは1803年から04年までのことで上人86才の時であったという。娘や妻に連れてきてもらったが僕は木喰上人のことを何も知らない。微笑みを浮かべた諸仏を見、坂詰さんのお話を聞いているうちにこの人のことを知りたいと思うようになった。

木喰仏

 下は小栗山の諸仏。右は寳生寺の木喰堂で見た「木喰自刻像」。

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  ④金倉山展望台 

  もう一人の管理人である広井正二さんも姿を見せてくださって畑から採ってきたばかりのピーマンを持たせてくれた。後ろの山の眺めがいいというので登ってみた。信濃川や越後三山の眺めはもちろんのことだが足下に見える山古志村の棚田の風景が見事だ。鯉の養殖も再開されているようだ。

 娘がこういった。「東電の罪は深い」。

 中越地震から数年を経て山古志の棚田は見事に耕されている。みのりの秋も近い。福島第一原発事故で放射能汚染された福島県浜通りの田畑が再び稔の季節を迎える日はいつ来るというのだろう。 

イメージ 2

出典●http://blogs.yahoo.co.jp/okuaizu3/29630841.html