川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

希望はどこにあるのか 9・11新宿デモ

2011-09-12 04:38:39 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

9月11日(日)晴れ

2時過ぎ新宿東口のアルタ前に行ったけれど警察が禁止したのか主催者が予告していた集会は行われていない。やむなく西口の中央公園に行き、デモの開始を待つ。

 出発は3時半過ぎだったか。先頭集団の最後尾を甲州街道・明治通りと歩いた。父子連れなど家族ぐるみの参加もあり、穏やかなものだが、警察車両からの叫び声がやたらとうるさい。なぜか、サイレンを鳴らして無理やり通り抜けるパトカーや機動隊の輸送車。気味が悪い。

 明治通りに入った頃、精さんご夫婦が声をかけてくれた。美智子さんのこぼれる笑顔にお会いするのは本当に久しぶりだ。5時になったのでアルタ付近で僕はリタイアー、西武新宿から帰途に。集会はどうなったのだろう?お目当ての藤波さんの話が聞けず心残り。

 震災から半年、ビルの電光ニュースを見ながら、私たちが受けた打撃の大きさを思った。2万人近くの同胞を喪った。列島にまき散らされた放射性物質は未来永劫人々を侵し続けるだろう。涙がでそうになった。

 希望を求めて集まった人々に対する警察の仕打ちは旧態依然、この苦難を共にしようという心は彼らにはないのか。

   ●http://www.youtube.com/watch?v=xnruDaMxPO0

 こんな日本しか残せない自分たちが情けなく悔しい。

 7時過ぎ、家園で夕食。ここの秋子さんと話をしていると元気が出てくる。人はこんなにも優しく育つことが出来るのか。中国で父を育てた養父母・父母‥歴史のなかでもみくちゃにされながらこれらの人々に学び身に付けてきた人間のこころ。

 参考資料●http://etc8.blog83.fc2.com/