9月7日(水)快晴
10時頃、家をでて1ヶ月ぶりに「原爆の図・丸木美術館」を目指すことにしました。入間川・越辺川・都幾川の土手上の道を辿ります。どこもかしこも黄金の穂波です。
美術館では「追悼 大道あや展」が始まったところでした。大道あやさん、丸木位里さんの妹さんです。いつの頃からだったか美術館を訪ねるとよくお見かけしました。越生の蹴飛ばし山に住んで自宅を小さな美術館にしているころに訪ねてお目にかかったことを思い出します。昨年、故郷・広島で101才の生涯を閉じられたとのことです。
出典●追悼 大道あや展http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2011/2011aya.html
お母さん(丸木スマさん)の絵に似てるなあと感じました。鳥や花など見ていた世界が共通するからでしょう。スマさんはピカソ的なところがありますが娘さんの絵は緻密で丁寧です。
川越祭りを描いた大作が二つ三つありました。見慣れた祭りですがこうやって描かれると昔の祭りのただ中にいるような懐かしさを感じます。埼玉に住むことになってここはここでまたいいなあと思われていたのでしょう。
兄夫婦の原爆の図にはどこか違和感を持っていたといいます。被爆当時のヒロシマのスケッチもありますが目にした光景をとても描けないと筆をなげたとか。そうだろうなあと思うばかりです。
丸木スマ 丸木位里 大道あや 丸木俊。この4人の親子、兄妹、夫婦の画業が一堂に揃った「丸木美術館」。こんな機会がまたあるとも思えません。よかったらどうぞお出かけください。僕でよかったらいつでもお供します。
昼食後、嵐山の国立女性教育会館を訪ねました。10月29日~30日に予定している第13回きいちご移動教室の下見のつもりで。ここを宿泊地にして奥武蔵・秩父の秋を楽しむ企画を考えています。温泉ではないという問題点はありますが施設も環境も良く、廉価です。皆さんが気に入ってくれるといいなあ。
国立女性教育会館●http://www.nwec.jp/jp/about/facilities/