9月25日(日)晴れ
新河岸の曼荼羅で昼食の後、川越南部の畑作地帯をウロウロしてみました。平地林の間に畑が広がっています。男4人衆がさつまいもの収穫をしていたのでしばらく観察させてもらいました。最新式の機械掘りです。下の右側の写真のような光景です。
出典●http://www.kawagoe-imo.com/
掘った芋がベルトコンベアーで次々と上がってくるのを両脇に座っている人がより分けてはカゴに入れていきます。こんな感じ(下の写真)です。
遠い昔、高知県の室戸岬でも「農繁休」というものがあり、いもの収穫を小学生も手伝いました。蔓(つる)を刈ってそれをダルマのように丸めたあと、鍬(くわ)をふるって芋を掘り出したのです。山の畑からはカゴをオクで担って運び下ろしました。何日かつづく仕事でしたが、家族総出の楽しい思い出です。小学生の頃の芋掘りや稲刈りの体験は僕の人生では実に貴重なものであったような気がします。
今は大人たちだけの労働で、農村に育ってもこどもは幼稚園で「芋掘り」遠足を体験するだけです。はっきり言って「おかしい」。総理大臣までが塾で作られる風潮はこんなところに起因しているのでしょう。人材の劣化に歯止めが掛かりません。