9月2日(金)晴れたり曇ったり
午後、癌研有明病院で検査と西尾医師の診断があった。
「抗がん剤イレッサの服用開始から3週間が経過したがX線検査にも血液検査にも格別の異常はなく副作用は現れていない。右肺に転移した癌はX線でも小さくなっていることが確認できる」。
抗がん剤治療が順調に推移しているという嬉しい診断であった。薬効の程を詳しく調べるCT検査は12日、通知簿は14日にもらう予定である。イレッサが僕の癌に効き目があるだろうことは前々から聞かされていたことではあるが、今日ばかりは先生の顔もほころんでいた。
病院でもう一つ嬉しい出来事があった。呼吸器センターの外来の待合室で待っていると看護師さんから「鈴木さんの元生徒が働いていますよ。お会いになりますか」と言われた。N・真理子さん(文京高校・2002年3月卒業)だった。僕が顧問をしていた「ASIAN」同好会の元部長。同級生と結婚してお子さんもいるという。ほぼ10年ぶりの懐かしい再会。
この3月にK・佳代さん(01年3月卒業)が退職して寂しくなったところだった。僕が世話になっている呼吸器科で働いていたとは。心強いことである。(3日朝・記)
昨日は夜になっても嬉しいニュースがあった。W・胤賓くん(北高・92年3月卒業)からの電話。「円高で事業は厳しいが家族共々元気」。何よりだ。
台風12号は高知県に上陸するようだ。直前の室戸岬港(旧港)の様子。江戸時代に野中兼山が開鑿した。新港の奥に鎮まっているので穏やかな風景だ。子供の時にはこの港でもよく泳いだ。