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原宿食サミット 食と安全

【食サミットスタッフレポートDAY1「食と安全」】

夏到来を実感する晴天☀ジリジリと太陽の光が肌を刺していきますが、暑さ対策を万全に、心に涼しい風をもちながら、どなた様も心身ともにご安全にお過ごしください!

本日お届けするレポートは、「食と安全」です。ランチのおともに、お読みいただけると嬉しいです。

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6月10日に行われた食サミットDAY1。ランチ後にはじまった第3部のテーマは、「食と安全」です。

パネリストとして予防医学博士の石川善樹さん、精神科医・藤田博史さん、モデレーターとして株式会社サキコーポレーションの秋山咲恵さんが登壇し、「食を通して心と体の健康、そして豊かになることを考える」について話し合いました。

最初の話題は、ランチ時のトークで石川さんが語った「日本の中で幸福感が下がっている」という内容から。

藤田さんは「日本とフランスを往復していると、フランス人は貧乏であっても生活を楽しんでいる。一方、日本人はしっかりと給料をもらえる生活を送っていても、鬱になってしまう傾向がある。その点、日本はどこかおかしくなっているというのは言えると思う」と説明。「食の安全性を含め、ウェルネスの観点で生活を考えなければいけない」と言います。

石川さんは、藤田さんの安全性ということに付け加える形で「ミクロとマクロの視点が必要」と解説。

「ミクロの視点はその食べ物を口に入れても問題ないかということ。マクロの視点では、手元の水のペットボトルを環境的にどうするかということ。これらの2つの視点を横断できるようにする安全性を考えることが必要」と話しました。

また、秋山さんの「これからの都市的な生活に幸せはあるのか」という問いに対して、藤田さんは「人類は地球に住んでるがん細胞。最大のエコは、『人類が滅びること』という話もある。しかも、人間の欲望は満たされることがない。私たちに潜んでいる偽善や悪に気がつかないと、自分たちが行っている大量殺戮に気づかない。もっと根源的なことを考えないと、目先のことだけではいけないと思う」と語りました。

一方、石川さんは、「口にするものの場合、何が善で何が悪なのかはわかりにくい。その一方で、腸内の研究ではダイバーシティのようにいろいろな存在がいた方が健康だという話がある。だから、科学が進めば進むほどわからなくなるのが本音。いま言えるのは『いろいろ食べよう』ということだ」と言います。

セッションの後半では、「情報の洪水の中で、人の安全をどう守ればいいのかわからない」という話題に。

石川さんは「その点は、私たちも途方に暮れている。だから私は、専門家の話を信用しないということを決めた」と言います。その理由は、「仮に誰かが精査してくれて選択肢が出たとしても、本当に正しい選択できるのか疑問だから」。その点で考えると、「ひとりで健康なものを食べるのと、4人で楽しくマックを食べるのでは、どちらが健康でどちらが不健康なのかはわからない」と付け加えました。

このような対話の流れを受け、藤田さんは「人は言葉を獲得して以来、『徹底的に解明する』『感覚的に捉える』という2つの行動は身につけた。人間は、この引き裂かれた2つのベクトルのバランスを保ちながら生きないといけない」と感慨深く語りました。

(©柴崎卓郎)
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ご登壇いただきました、秋山様、石川様、藤田様、素敵なお話をありがとうございました!
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原宿食サミット 食と地域

【食サミットスタッフレポートDAY1「食と地域」】

さて、本日は「食と地域」のセッションレポートをお届けします。

中山ダイスケさんの締めのメッセージ「もっと自分の地域のことを自慢し合えて環境ができればと思う」という言葉にハッとしました。地域の自慢を創るという視点、とってもいいなー、と。

レポート、お楽しみいただけると嬉しいです!

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6月10日に行われた食サミットDAY1。その第2部のテーマは、「食と地域」です。

パネリストとして東北芸術工科大学学長の中山ダイスケさん、ミガキイチゴを生産している株式会社GRAの岩佐大輝さん、モデレーターとして株式会社umariのプロジェクトデザイナー・古田秘馬さんが登壇し、「グローバル化が進む今、食を通じて地域ができることは?」について話し合いました。

まず古田さんは、以前に自担当したという香川県のうどんをテーマにした宿泊施設のプロジェクトについて解説。そのプロジェクトでは、うどんづくりや出汁の飲み分けなどのを通じて、「なぜうどんがこの土地に根付いたのか」を知る体験をコンテンツ化したと言います。この自身の経験から、「地域でこそ体験できることがある気がする。そういう食のことを本気で学べるところがもっと日本にあってもいい」と話をしました。

その話に中山さんは同意しながら、「料理を学ぶ学校はあるが、食文化を俯瞰して学べる学校は実はない」と指摘。

「中学校までは教育の中に家庭科があるのに、そのあとではなくなってしまう。世の中が回っていて、その中に食があるというのを知らせる何かが必要だ」と語りました。

また、岩佐さんは「インフラが整い、情報が均一化したいま、商品の魅力だけを訴えるのは難しい。だからこそ、地域の食を考えることが重要」と説明。その上で、「農業のテクノロジーが進めば、美味しいものはつくれてしまう。しかし、その先にあるのは競争に負けないためにも、もっと文化やストーリーのようなものを合わせて発信しないといけない」と力説しました。

このような話を受け、後半では「食に関する教育の重要性」に話題が集中。小学校、中学校で食に関する授業を取り入れるという案では、「例えば、給食を生徒たちが自分たちでつくるようになれば、その活動を通じて生徒たちはさまざまな学びを得ることができるのではないか」という意見をはじめ、さまざまなアイデアが飛び出しました。

最後に、岩佐さんは「このテーマのキーワードは、自分の地域だけで食を囲い込まないということ。大きな地域間の連携で食をつくらないと、地方が衰退する危機感がる」と語り、一方、また中山さんは「地方にいる人の方が自分の地元のことを知らないという状況もある。だから、もっと自分の地域のことを自慢し合えて環境ができればと思う」とセッションをまとめました。
(©柴崎卓郎)
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ご登壇いただきました、岩佐さん、中山さん、古田さん、ありがとうございました!

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