一年前のきょう。
鎌倉の海岸の浜砂鉄で作られた相州伝の
日本刀ような茜雲。
このナイフは結構いい、どころか、本当
に良いナイフだと感じる。
研ぎは私の特殊な研ぎ。
画像からも見抜ける人は見抜けるだろう。
こんなに良いナイフが廃番、再生産予定
は未定というのは、実に残念だ。
それでも8年程製造販売されていたので、
今の時代、ロングセラーに入るのだろう
か。
いや、ほんとに良いナイフ。
斧とナイフを枕にして眠る猫。
なんだ？こいつら。
まるで緊急避難に備えて刃物を守るかの
ようにして寝ている。
この光景は初めて見た。
刃(じん)守りて人護る。
さてはこれなるは当家の猫よと余は意を
得たり。
日天の眷属たる摩利支天の使いなりし哉。
ただそこらへんに斧とナイフが
転がってただけなんでしょうけ
どね。
ただそこらへんに斧とナイフが
転がってただけなんでしょうけ
どね。
今出た速報。
こちらは2年前の7月の同時期の画像。
こちらも2018年7月の画像。三原市。
全く2018年と同じ状況になってきた。
今、三原市内を貫く河川は、氾濫寸前だ。
2018年と同じ雨量が続けば、同じ事が
起きる。
避難学習はできているが、この2年、イン
フラとしては災害対策は国も県も市も何も
対策をしていない。
同じ雨量ならば、2018年と同じ事が起き
る。
上水場水没、市街水没、医療施設孤立、
送電、給水停止、幹線道路の寸断、ライフ
ラインの全滅、食料と医療品の欠乏。
2018年と同じ雨量ならば、同じ事が確実
に起きる。
県内の人と緊急連絡を取り合って情報交換
しているが、広島市内東部の2018年災害
地区では、本日は午前4時頃が豪雨だった
ようだ。今は広島市内東部は雨は小康状態
の模様。
ただし、2018年被災エリアには避難勧告
が出ている。
普段の三原市沼田川本郷船木地区。
左手の山の上が広島空港。
ピカイチの優れ物がどんどん廃番になって
いく。
この武藤工業の自在バイスは世界最高と
呼ばれていた可動式バイスで、高度な技法
でのナイフ作りには欠かせないものとされ
ていた。
武藤工業さんは事情があってこのロング
セラーの名品を製造中止したのだろうが、
最近のマーケティングでは「ショートター
ム」というアメリカ方式が流行っている。
それは製品在庫を抱えないようにして少数
ロットのみを製造して売り抜く。短期間で
矢継ぎ早に新製品を出して売り込みをかけ
る。ロングラン製品は作らない。短期攻勢
で新製品販売の優位性を継続的に確保しな
がら過当競争を切り抜ける、という方式
だ。
このアメリカ式には甚だ疑問がある。
それはユーザー不在だからだ。
売れれば売り先も売買契約継続性もどう
でもいいからだ。
こうしたものは食品などのいわゆる演劇界
でいうところの消え物などにはいいだろ
う。
しかし、このアメリカ方式を形が残る製品
に対してもやっている企業が増え始めた。
玩具銃などは覿面だし、バイクのタイヤ
や中国製OEMナイフなどもすべてこの
方式に移行しつつある。良い物は短期間
しか存在させない。
そして、「もっといいのが出ましたよ」と
いうことを繰り返す。
では、前の「最良」と言っていた製品は
何なのかと思うが、そうした詐欺のよう
な語りかけで、乗ってくる人間を対象に
購買欲をくすぐろうとする。
画期的な内実ではなく、少しの改変を
小出しにすることで「新製品」として。
既に自動車産業では四輪車部門は完全に
この方式にシフトした。
無論、継続的なメーカーファンなどはつか
めないし、固定ファンなどをつかむつもり
もない。オークションでの売り抜きのよう
に継続性が不在の販売方式を続ける。
アメリカ方式は御贔屓や御愛顧などは必要
とはしない。ルート販売でさえそうだ。
本質において人間不在の販売方式。
まるで、自動販売機で販売して自動購買機
が製品を買うようなものだ。人の希望など
は介在しない無機質化されたマーケティン
グだ。
私はショートターム方式は、誰が考えたか
知らないが、実に味気ない目先利潤確保の
ためだけの企業・国家百年の計無しの不毛
な経済餓鬼理論だと思っている。
なんでもアメリカの真似してると、自分で
自分の首絞めることになると思うけどね。
チャンネルがありません
