怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「病気は血管から治せ」池谷敏郎

2016-05-12 07:14:13 | 
テレビなどでよく出てくるドクターですが、私はたまたま「ゾンビ体操」なるものを紹介している番組で知りました。これといった準備もお金も場所も何もいらないのでここ1月ぐらいはその「ゾンビ体操」をできるだけ1日3回ほどやるようにしていますが、かといって実感できるような効果は特に感じていません。
まあ、こう言うことは継続は力なりなので3月は続けたいものですが飽きっぽいのでどうなることやら。ちなみにゾンビ体操は両手をぶらぶらして足踏みするのですが、私の場合1分でほぼ150回くらいの足踏みになるのでそれを時計代わりにしています。
一応今のところ著者が推奨していることを曲がりなりにも実践しているので、その著書にも興味を持って読んでみました。
特に目新しいこともないのですが、要は血管にいい生活習慣を維持していくためにはこういう本を定期的に読んで気合を入れ直さないといけないということでしょう。

ところで著者は大学病院の心臓内科医師として救急患者にカテーテルを入れたりと必死に処置に励んでいたのですが、ある日光景を見て、やっぱり事後ではなくて予防から始めなくてはと開業を決意します。その光景とは救急で心筋梗塞で運ばれてきた患者を懸命の処置で救ったのですが、その患者が退院する時に病院の玄関でおいしそうに煙草を一服する姿だったとか。これじゃいくら発作が起きた時にカテーテル処置で救命してもすぐにまた運ばれてくるだろうと無力感に襲われたみたいです。よくあるような光景ですがさもありなんです…
自らの血管の病識を認識して動脈硬化をもたらす生活習慣を改善していきなさいと言われてもわかっちゃいるけどやめられないですけどね。
私も健康診断の度に高脂血症の脂質異常を言われますし、肝機能はこの20年高め安定。最近じゃ血圧も高めなんですが、これは家庭で測るとそんなこともないので緊張性の白衣性高血圧かな。病院の熊さんにも言われたことがありますが、毎朝起きて1時間以内の排便後朝食前に測定すべき。1度の計測で5回も6回も測るのは誤差を生む原因とか。これは測定時にカフで腕を締め付けると血管を広げようとしてNОが出るので、回数が増えるごとに低い数値になりがちだから。
いや~私は高い数値が出るといい数字になるまで何回も測って多少でも下がると安心していたのですが、これはダメか…計測は一度につき2回までにするそうです。でも日によって結構変動するのですけどこれはどうしてなんでしょうね。寒い朝は総じて高めなんですけど、思い起こしてやっぱり寝れなかったからかという日もあるのですが、全く見当つかない日もあるんですよね。
糖質は制限して夕食は主食を抜いてもいいというと私は晩酌をするときはご飯を食べないんでOKです。最初に野菜を食べるようにしていますし、日本酒は純米酒しか飲みません(これは関係ないか)。
健康法には短期に効果が出るものは却ってリバウンドが大きいので、当たり前にいいと言われていることを持続することに尽きると思いますが、目に見える効果はすぐには実感できないし、地道な努力は人間なかなか続かないもの。そんな場合に定期的に気合を入れ直すには簡単に読めるいい本でした。
買うほどのことじゃないので図書館で借りて読んでください。たぶん1年ぐらいたつとまた同じような新しい本が出てくるので、それを読んで気合を入れ直しましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする