冬の味覚の王様はやっぱりフグ。一年に一回ぐらいは思う存分食べようとはるばる日間賀島へフグを食べに行きました。
9時48分名鉄神宮前発の河和行きの特急に乗って終点まで。駅から河和港までは歩いて行っても7分という案内。案内に従って歩道橋を渡って本当にここを行ってもいいのかという民家の間を通り抜けて行けば、本当に7分で着きます。船は11時5分発なので暫し休憩。いい天気であまり風もないと思っていたら、強風で波が立って篠島から伊良湖までは連絡船は欠航とか。沖合はかなり揺れるのかも。
まあ、日間賀島までは内海なので揺れることもないでしょう。船は高速船でそこそこの大きさ。
乗り込んで船内を見回したら定員の半分の乗っていない。出向すると結構波が高くて揺れましたけど気分が悪くなるほどでもない。20分ほどで西港へ到着。お決まりのタコの看板に迎えられます。
昼食はタコの看板の後ろに見えている「大海老(たいかいろう)」です。チェックインするとすぐに食事会場へ案内されます。実はお風呂も入れるはずなのですけどその案内は一切なしで、テーブルには料理は一部出ているのでこれはもう食事するしかない。と言っても11時30分過ぎなので丁度いい時間ですけどね。
フグの煮凝りはすぐに食べてくださいとのこと。席に着くとここにてっぴが出てきて、まずはビールで喉を潤しながら、煮凝りをまず食べ、てっさ、てっぴを堪能します。昼間に飲むビールは毎度ながら少し背徳的で美味しい。
ビールを飲むとそろそろ鍋に火をつけてまずは骨付きの身を入れてだしを出します。
こうなるとヒレ酒ですね。一年ぶりのヒレ酒です。その頃にフグのから揚げも到着。熱いうちに食べるのですがバカウマ。なんでこんなに美味いのか。そろそろ鍋が煮えてきたので頂きます。野菜、豆腐を入れフグもどんどん入れます。
窓の外を見ると木が風でかなり揺れています。波も立ってきて風音もなかなか。仲居さんに聞くと冬の午後はいつもこんなもんとか。前日は平地でもすごい風だったのですが、聞くと10時過ぎから連絡船は全部欠航だったとか。師崎から海上タクシーは運行していたそうですけどこういう場合キャンセルしたらお金は戻って来るのでしょうか?ちょっと心配で、帰りに欠航になることはないのかと聞いてみたら、この程度で欠航なら冬は全部欠航になるとか。
鍋をお腹いっぱい食べて最後は雑炊。仲居さんがそんなにご飯を入れても食べれないのではというぐらい入れて茶わん2杯食べてもまだ残っている。さすがにもう限界でギブアップ。最後にコーヒーゼリーならぬコーヒーところてんが出てきて終了。
舟の復興時間まで1時間近くあったので、島内を散歩します。でも風が強くて冷たい北風なので寒い。とりあえずタコさん駐在所まで行き写真を1枚。
さすがに島内一周するほどの元気はなく、東港まで海岸線を歩きます。
ところが、岬を周って三河湾側に出ると急に風が収まる。海は凪いでいて日差しは春の日なので歩いていると着こんでいるために暑いくらい。予想外に気持ちのいい散歩になりました。伊勢湾は白波が立っているのですが、三河湾は静か。北西の伊吹颪は伊勢湾側を吹き抜けていき三河湾は山に遮られるみたいですね。
20分ほどで東港へ着いたのですが、東港周辺は西港と比べると閑散としていてお店も見当たらない。
ここから内陸へ登っていくことも考えたのですけど道も分からないし景色もあまりよさそうでもないので、そのまま戻って西港へ。西港で土産物を冷かしたのですけど、タコ飯の材料を見るとタコはベトナム産かタイ産、日間賀産のタコ飯はないかと探したらありましたが、何と外国産のタコのものと比べると倍近い値段。なんだかな~
船は14時20分発で河和へは14時40分にほぼ時間通り着。河和発の特急は14時51分なので急ぎ足で河和駅の戻って無事特急に乗ることが出来ました。風と波はありましたけど天気に恵まれ、フグを満喫しました。