中世キリスト教美術の殿堂は、一般の日本人観光客には退屈かもしれないが本当に素晴らしい。ロマネスク様式の壁画がそのままいくつも持ってこられて展示されている様は驚嘆に値する。よく見るとファンキーにも思えるキリストを始めとする聖人たち。見疲れ、歩き疲れを許さない作品の数々が、もっと中世美術に詳しくなりたいという思いに駆り立てさせられるのだ。ゲルニカ、そしてスペイン内戦は別にして比較的戦災や、カソリックのずっと強かったお国柄ゆえ宗教改革などによる破壊などを免れた故の遺産かもしれないが、600年以上も壁にかかっていた木製の磔刑像などぞくっと来る。演奏会などに利用されるという円形のホールを中心に拡がった分かりやすい展示=作品展開も心地よい。
堪能した余韻を記憶したく、ショップで図録を求めたが英語版さえない。仕方がないのでスペイン語版を取り購入しようとすると、「カスティリャーノ語かカタルーニャ語か?」と聞く。そんな違いが分かるわけないので「Spanish」と叫んでいたら、なんか渡された。多分カスティリャーノ語版なのだろうが、図版だけで楽しんでいる。
堪能した余韻を記憶したく、ショップで図録を求めたが英語版さえない。仕方がないのでスペイン語版を取り購入しようとすると、「カスティリャーノ語かカタルーニャ語か?」と聞く。そんな違いが分かるわけないので「Spanish」と叫んでいたら、なんか渡された。多分カスティリャーノ語版なのだろうが、図版だけで楽しんでいる。