言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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競合店の隣りに出店するのはバカ?

2015-12-15 10:41:10 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



薄曇りっぽい空ですね、今朝は。

昨日は朝のうち小雨もあったのですが、午後からは何とか晴れてきました。
気温もちょっと暖かめで、なんだか師走ということを忘れてしまいそうです。

昨日、やっと、毎年送っている「歳末感謝状」の文章が出来上がりました。

24日までにプリントして投函しようと思っています。


さて、本題です。

あなたは店を出したいとき、競合店がひしめく地域か、競合店があまりないか、もしくは全然存在しない地域か、どちらに出店しようとかんがえますか?


昨日の夕方のニュースで、あるラーメン屋さんを始めた人の話が出てきまして。

その人は、店を出した地域がたまたまラーメン店がひしめく激戦区だったということを全然知らなかった、ということが最初紹介されました。

そこでmy奥さんが言ったのは、「それじゃだめだよね、もっと少ないところに出さなくちゃ」ということでしたが、わたしは、「いやそうじゃないよ、初めての店だからこそ、競合店が多い地域に出せばいいんだ」と。


たぶんおおかたの人は、my奥さんの言い分に賛成するはずです。

違うんですよ。

なぜでしょうか?


それはたとえば上記のラーメン店だとすると、ラーメン激戦区に出したとします。

そこにはすでにラーメン好きのお客様がたくさんいる、たくさんやってくるというマーケットがすでにできています。

そうすると、新店ができたということになれば、必ずお客様の目がその新店にも注がれます。

どんなラーメンなんだろうな、という好奇心が必ず湧くはずです。

ということは販促費用ゼロで、新規のお客様が来店されます。


もちろんそこで何の変哲のないラーメンを出せば、一度きりでおしまいですが、それなりにうまくて、もしかしたら他店とは違う味、違うメニューがあれば、そのお店はきっちりとその場で独自の地位を獲得できます。

全然宣伝もしないで、お客様を獲得できるわけです。

宣伝はむしろ競合店すべてが、その地域にはラーメン店がたくさんあるよと宣伝してくれているわけなんです。


コンビニの昼のお弁当はよく売れますね。

だから普通は新しくお弁当屋さんを出そうとすると、そこから離れたところに作ろうと思います。


でも、わざとそのお弁当がよく売れるコンビニのとなりにお弁当専門店を出せばどうでしょうか。

これも上記のラーメン店と同じで、宣伝しなくても、お弁当を求めるお客様がやってきますね。

「あ、弁当屋さんができたんだ、一度食べてみようか」と、よほどのへそ曲がりの人以外は、そのように思うはずです。


「コバンザメ商法」とも言える考え方ですが、もし味、料理に自信があるなら、同業の繁盛店の隣りに出店するのが一番の上策ではないかと思います。

そうすることで、お互いが切磋琢磨して、より繁盛していくのです。


太田市は焼そばの町としてある程度全国的に(B級グルメ的に)知られていますので、“焼きそばなら太田で一度は食べてみなくちゃ”と、B級グルメファンならそう思ってやってきてくれます。

それはやはりボリューム的に焼そば店がたくさんあるからというだけのことで、皆さんがある程度注目してくれているからです。

マーケットとして成り立つためには、ボリューム(店の数の多さ)も大切なことです。

そしてネームバリューがない店でも、お客様がやってきてくれる可能性が高いのは、やはり同業種の集積地、なんです。

新宿歌舞伎町もしかり、銀座の高級クラブもしかり、また流通などを考えれば、工業団地なども同じ考え方ですよね。


何にも競合店のない地域に出すとなると、まずそこにお客様に来ていただくための努力がたいへんです。


あなたはどちらに店を出しますか?




それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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